　時計を見るのが嫌になった。時計を後ろに向けて針を見ないようにすることで少しだけ精神が安定するけれど、アナログ時計は歯車が回る音が響くからやっぱい良くない。それでも見た目でわかりやすいからデジタル時計よりも使い勝手がいい。

　アナログ時計の時針は一周で１２時間を表している。じゃあ１年をアナログ時計で表すことってできないんだろうか。正直カレンダーを見ても、今は１年のうちのこの辺だなーっていうのがあまりよく分からない。１２月になって初めてもう年末だ！　となる。Twitterでもそういうのがよくバズってるわけで。でもそれをするためには日針と月針を同期させる必要があるので、あまり賢いやりかたではないのかもしれない。それに閏年が来る度に時計が狂ってしまう。これうるう年って読むんですよ。予測変換で出てきてビックリしました。

　地球そのものが大きな時計なのかもしれない。太陽系を真上から見たら。地球や月の公転周期を使ってアナログ時計のようなものが作れるのかもしれない。それってただの太陽暦と太陰暦じゃないか。たった数百文字で時計の歴史を一周してしまった。この話自体が時計の針なのかもしれない。