#20 ライジングサン、ダウンフォール

 最近明るくなってきたような気がする。会社を出たときに見上げる空が以前より明るい。カレンダーを見たら冬至を過ぎてから2週間ぐらい経っていた。そんなすぐに変わるものなのかな。私はなぜか冬至を10月だと思い込んでいた。夏至は夏が始まる前の6月なので、冬至も冬が始まる前にあるものだと思っていた。まあ普通に6を足せばいいだけなんですが。

 仕事が終わったときに空が真っ暗だと悲しくなるので、これからはどしどし日照時間を長くしてほしい。夜勤をやっていたときは仕事が終わる頃に日が昇っていくので気持ちが良かった。朝日を見ると元気になる。夕日を見ても感動する。でも南中を見ても特に何も思わない。

 昇っていくものを見ると力強さを感じるし、墜ちていくものを見ると美しさを感じる。はやぶさの打ち上げには勇気づけられたし、はやぶさの帰還には泣かされた。

 物語を書くときにも、この「昇り」と「墜ち」を上手く使い分ければ読者の心を操れるのだろう。


2021年1月6日

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