ヴァーチャリア設定資料・世界設定

レーマ帝国の単位・容積

○ドリウム【DOLIUM】／ドリア【DOLIA】

　液量・乾量の両方に使われる容積単位。ただし一般には液量容積単位としてのみ使われ、乾量容積単位としては船舶での輸送の際にしか使われない。

　「ドリウム」は液体や穀物の保存・輸送、またはワイン等の醸造に使われる大型の土甕（どがめ）の名称。

１ドリウム=２コレウス=４０アンフォラ=３２０コンギウス＝１１７２リットル

○コレウス【COLEUS】／コレイ【COLEI】

　液量・乾量の両方に使われる容積単位。

　「コレウス」は液体または穀物を入れるための袋の名称。

１コレウス＝２０アンフォラ＝１６０コンギウス≒５８６リットル

○アンフォラ【AMPHORA】／アンフォラエ【AMPHORAE】

　もっとも基本的な液量単位。

　厳密には「アンフォラ・クアドランタル【AMPHORA QUADRANTAL】」と言う。

　「アンフォラ（複数形はアンフォラエ）」と呼ばれるワインを運ぶための標準的な土甕（どがめ）１本分の容積を基準としている。

　単位を制定するさいに１立方ぺスと定義づけられた。

１アンフォラ＝１立方ペス＝８コンギウス≒２９．３リットル

○ウルナ【URNA】／ウルナエ【URNAE】

　液量容積単位。

　語源は壺や水瓶を意味するラテン語の「ウルナ」。

１ウルナ＝１／２アンフォラ＝４コンギウス≒１４．７リットル

○モディウス【MODIUS】／モディイ【MODII】

　乾量容積単位で、主に穀物の量を図るのに使われる。

１モディウス＝１６セクスタリウス≒９．７６リットル

○コンギウス【CONGIUS】／コンギイ【CONGII】

　液量・乾量の両方に使われる容積単位。

　語源はギリシャ語の「κόγχος」でムール貝のような形をした液体保存用の壺の名称。

１コンギウス＝１／８アンフォラ＝６セクスタリウス≒３．７リットル

○セクスタリウス【SEXTARIUS】／セクスタリイ【SEXTARII】

　液量・乾量の両方に使われる容積単位。

　語源はラテン語で「六番目」または「１／６」を意味する「セクストゥス【SEXTUS】」。

１セクスタリウス＝１／６コンギウス＝１／１６モディウス＝２ヘミナ≒６１０㏄

○ヘミナ【HEMINA】／ヘミナエ【HEMINAE】

　液量・乾量の両方に使われる容積単位。

　「ヘミナ」はラテン語で「１／６の半分」という意味。

　古くは「コティラ【COTYLA】」とも言うが、こちらの言い方は廃れている。ちなみに「コティラ」とはちょうど１ヘミナ分くらいの容量のあるコップまたはボウルの名称。

１ヘミナ＝１／１２コンギウス＝２クォータリウス≒３０５㏄

○クォータリウス【QUARTARIUS】／クォータリイ【QUARTARII】

　液量・乾量の両方に使われる容積単位。

　語源はラテン語で「１／４」を意味する「クォートゥス【QUARTUS】」。

１クォータリウス＝１／４セクスタリウス＝２アケタブルム≒１５３㏄

○アケタブルム【ACETABULUM】／アケタブラ【ACETABULA】

　液量・乾量の両方に使われる容積単位。

　「アケタブルム」は酢用の浅いカップを指すラテン語。

１アケタブルム＝１／２クォータリウス＝６リグラ≒７６㏄

○キュアトゥス【CYATHUS】／キュアティ【CYATHI】

　液量・乾量の両方に使われる容積単位。

　キアトゥス

１キュアトゥス＝１／３クォータリウス＝４リグラ≒５１㏄

○リグラ【LIGULA】／リグラエ【LIGULAE】

　液量・乾量の両方に使われる容積単位。

　「リグラ」とは「舌」または「スプーン」を指すラテン語。

１リグラ＝１／４キュアトゥス＝１／６アケタブルム≒１３㏄