202010 ジャパロボ 31
渋谷かな
第1話 ジャパロボ31
「ギャアアアアアア!? 食い殺される!?」
「ガオー!」
埼玉代表のダサいたまジャパロボが高知代表の四万十川ジャパロボから飛び出してきた土佐犬に噛まれ破壊されていく。
「ダサいたま!? こいつら!? ただのジャパロボじゃないぞ!?」
優子は気を引き締めて戦闘を仕掛ける。
「くらえ! 化け物! 連続ミサイル! 発射!」
優子は遠距離ミサイルで先制攻撃を仕掛ける。
「なに!? かわしただと!? 馬鹿な!? 自衛隊04改のミサイルのスピードを避けれるご当地ジャパロボが存在する訳がない!?」
四国の4体のジャパロボは全てミサイル攻撃をかわした。
「ガオー!」
「しまった!?」
考え事をしていた優子は間合いに土佐犬を入れてしまった。
「危ない!? ギャアアアアアア!?」
「前橋!?」
優子の危機を群馬県代表の前橋ジャパロボが身代わりになって助ける。
「どうして!? 私なんかのために!?」
「私たちだって・・・・・・同じ関東ブロックの・・・・・・仲間だから助け合わないとね・・・・・・アハッ! ・・・・・・。」
そういうと前橋ジャパロボは停止した。
「仲間・・・・・・そうだ。私たちは同じ関東ブロックの仲間なんだ。」
優子の心に仲間という言葉が染み渡る。
「ガオー!」
悲しみに暮れる優子を土佐犬が襲い掛かる。
「よくもやってくれたな!」
優子のジャパロボの鉄拳が土佐犬を一撃で粉砕する。
「!?」
その光景に四国のジャパロボの4機のパイロットに衝撃が走る。
「前橋は、前橋はいい奴だったんだぞー!」
勝利絶対主義者の優子に仲間を思う心が芽生える。
「ディズニー!」
「はい!?」
「私がこいつらの相手をしているから、後方で寝ている連中を起こしてこい! 私は死んでいった仲間のためにもこいつらに勝ちたい! 行け! 早く行け!」
「はい! 分かりました!」
千葉県代表ディズニージャパロボがさとみたちを呼びに行く。
「援軍など呼ばせるか!」
愛媛県代表の道後温泉ジャパロボがディズニージャパロボに襲い掛かろうとする。
「おまえの相手は私だー!」
道後温泉ジャパロボの前に立ち塞がり行く手を遮る優子。
「走れ! 私! 友のために!」
ディズニージャパロボは一生懸命に走った。
「zzz。」
そんな激戦になっているとも知らないで安らかに眠っているさとみとイリス。
「すずちゃんはどんな男の人が好きなの?」
「えっと、背が高くて、男前で、お金持ちです!」
「キャアアアアアア! ワッハッハー!」
ガールズトークで盛り上がるすずと麻理子であった。
つづく。
202010 ジャパロボ 31 渋谷かな @yahoogle
★で称える
この小説が面白かったら★をつけてください。おすすめレビューも書けます。
カクヨムを、もっと楽しもう
カクヨムにユーザー登録すると、この小説を他の読者へ★やレビューでおすすめできます。気になる小説や作者の更新チェックに便利なフォロー機能もお試しください。
新規ユーザー登録(無料)簡単に登録できます
関連小説
ビューワー設定
文字サイズ
背景色
フォント
組み方向
機能をオンにすると、画面の下部をタップする度に自動的にスクロールして読み進められます。