厄介な先輩VTuberに忖度しまくったら、ハーレムができてしまった

首絞め厄介ポンコツ箱入り娘 ～卑弥呼～ 編

第1回 憧れの褐色スク水銀髪ロリっ子とコラボしていたら、不穏なコメントが流れてしまった件

　俺は、エドワード・マスタングという名で、大手事務所キラライブ配属の男性VTuberをしている。

　容姿は、金髪のショートカットで、身長は140㎝の低身長であり、服装は西洋の物を意識した物をつけている。低身長であるためリスナーからは豆粒といじられており、そのいじりがバズって、チャンネル登録者数6万という立派なチャンネルに成長した。

　チャンネル登録者数6万記念で、褐色スク水ロリっ子の銀髪アリスたんと念願のコラボ放送である。アリスたんにどんなセクハラしようかと正直楽しみで、ドキドキである。

　ちなみにアリスたんの放送はすべて欠かさず見ており、毎日、そのアーカイブをおかずにしている。アリスちゃんに出会ってから、ＡＶなどにお世話になっておらず、アリスたんの罵りボイスで性関係は満足である。

　だから、彼女もつくらず、25歳で童貞であるのだが。

　そわそわしている間に、アリスたんとのコラボ雑談配信の時間に押し迫っていたので、準備にかかった。

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「おはエド。」

　俺は、アリスたんとのコラボで緊張しているため声がこもってしまった。

コメント

：おは豆。

：おは豆。

：おは豆。初の女性コラボで緊張しているｗ

：小さくて、みえなかったわｗｗ

：おは豆。待望のアリスたんとのコラボじゃん。

「俺は、豆じゃねぇ～よ。天才錬金術師のエドワード様だぞ。挨拶は、おはエドだ。」

　俺は、リスナーのいじりで平常心になり、いつものようにコミカルに怒りながら返答した。

「おまいら、童貞リスナーにうれしい知らせだ。大天使アリスたんがコラボしてくれるぞ」

コメント

：童貞ってブーメラン投げるな。

：ブーメラン乙ｗｗｗ

：豆はブーメラン芸がうまい。

：おい、豆。待望のアリスたんに緊張するな。

：豆は、アリスたんの罵倒に倒れる（性的な意味で）

「おまいら、童貞いじりすんな。いじりすぎて、アリスたんが入りづらいだろうが」

「アリスたん。お願いします。」

俺は、愛しのアイドルアリスたんを大声で呼んだ。

「下民ども、ごきげんよう。今日も私のスク水で天国まで連れてあげるわ。みんなの女王様のアリスよ。」

あまあまのロリボイスでアリスたんが見下しながら言ってくれた。

　ロリなのに、背伸びして女王様みたいにいじってくることは、俺にとって心地が良い。

「みんな。なんでアリスのことを言わずに、豆にぃ～のことしか言わないの。寂しいよ。」

　泣きそうな声でリスナーに訴えかけた。

コメント

：アリスたん可哀想(T_T)

：豆は謝れよ。アリスたんが泣いているだろう。

：アリスたんのドS芸が神々しい。ロリのドSはたまらない。

：これだから、童貞は女性の気持ちを理解していないよ。

：アリスたんに謝れアリスたんに謝れアリスたんに謝れアリスたんに謝れアリスたんに謝れアリスたんに謝れアリスたんに謝れアリスたんに謝れアリスたんに謝れアリスたんに謝れアリスたんに謝れアリスたんに謝れ

「アリスたんごめん。って、お前らが俺をいじりまくるからおかしくなるんだからね。お前らも謝れよ。」

「ひどくないですか。リスナーさんは悪くないのに怒るなんて。豆にぃ~ひどいよ~。こんなだから、彼女ができないんだよ。」

　　アリスたんが冗談だと分かるように怒ってくれた。アリスたんはこのコラボのために、配信を見てくれて流れを勉強してくれてうれしくて、涙が出そうになった。

「アリスたんもひどいなぁ～。じゃあ。アリスたんがお嫁さんになってよ。」

　猫なで声で俺は言った。

「童貞臭い豆にぃ～とは無理。彼女＝お嫁さんってまさに童貞くさいんだよ。近藤にぃと同じだよ」

　アリスたんが、本気で罵ってくれた。

　ちなみに、近藤にぃとは、近藤昇という何年もデビューしていないキラライブの新人のことであり、キラライブのライバーの放送でなぜかネタになる大物である。

　その後、アリスたんにいじられながら、先輩Vの話を20分くらい話していた。

「そういえば、私とコラボしていた男性の先輩たちって卑弥呼さんに呼ばれて、その日以降からコラボしなくなるんだよね。」

　アリスたんから、かなり不穏なことを言われて、卑弥呼伝説のことを思い出してしまった。

★卑弥呼伝説

① 雪が降っている日に、男性Vを裸にさせて1時間説教。

② 学生のころ、全校集会で校長に話が長いと説教した。

③ 暴走族を1日で壊滅させた。

ふとコメントを見ると。

コメント

：本人降臨wwww。

：本人ｗｗｗｗｗ

：本人ｗｗｗｗｗｗ

：卑弥呼様ｗｗwww

：次回、豆死す。配信スタンバイ。

　本人ｗｗｗｗｗというコメントが谷のように流れていたため、コメントを遡ってみた。

　　卑弥呼：明日、事務所来ますよね。時間を作っていただければ幸いです(#^.^#)

　卑弥呼さんのこのコメントを見て、脳内にホラー系の音楽が流れて、血の気が引けてしまった。

　その後のアリスたんとの配信が楽しさから、恐怖に変わってしまい、無理やり終わらせた。