人狼ゲームがやりたいっ！

2日目

「馬がやられたぴょん……！」

「アイツが何をしたっていうんだモウ！　馬鹿だけど！」

「一応、本人居ますからな？」

「あの、占い結果言っていいですかアァン」

「よろしくがおー」

「え、と。寅次郎さんは白でしたアァン」

「村人だぞー、がおー」

「取り敢えず、占い師は龍樹で確定なのかチュウ？」

「そう考えるのが無難だがおー」

「取り敢えず、馬が騎士だったって認識でオーケーモウ？」

「まあ、何となく分かってたチュウね……」

「がおー」

「そうぴょんね」

「俺は役職しかしれないんで、でも馬は騎士だと思います。アァン」

「で、怪しい人なんやけど……」

「目下の怪しい羊木は初っ端で吊ったモウ。馬鹿な馬は人狼にやられた……」

「……蛇川、怪しくないがおー？」

「寅次郎、何処が怪しいって言うんや？」

「いや、なんとなくがおー」

「いやいや、しっかり話し合うべきやん」

「そうっすよ、寅次郎さアァン」

「さんで喘ぐなぴょん」

「と言うか、もう騎士がいないんですよね、アァン」

「そうだぴょん」

「人狼、占い師を狙うわな」

「そうだモウ。……ところで白確定は誰なんだモウ？」

「一先ずは寅次郎と龍樹でいいぴょんね？」

「そうがおー」

「誰に投票するチュウ？」

「うーん、怪しさで考えるなら水牛を括っておきたいがおー」

「それはウチもやな」

「どうしてモウ？」

「何かさっきから役職気にしておるからな」

「まあ、良いモウ」

「理解が早いチュウ」

「俺は村人だけど、今の状況だとほぼ判断つかないモウ」

「そうやな……」

「これ、うまく行き過ぎればゲームエンドぴょん」

「そうなのがおー？」

「うまく行き過ぎればの話チュウ」

『ん、話し合いはもういいですか？』

「まあ、長く話しても全然ボロは出て来んし」

『よく考えてみたら人狼て人数的には人が有利に思えますが、人狼の方が有利ですよね』

「まあ、姿が見えないぴょんからね」

『上手く探し出せるかがミソですね』

「心理なんて初心者には読めないモウ」

『まあ、サクサク行きましょうね。では投票、お願いします』

「ほいほーい、ぴょん」

「はーい、チュウ」

「ほら」

「分かったモウ」

「がおー」

「はアァンっす」

「やめい、気持ち悪いぴょん」

『多数決により、水牛が首吊りです』

「先に行ってるモウ」

「がおー、あばよー」

「さようならぴょん」

「死体が喋るんじゃないチュウ」

「溝鼠、厳しいな、おい」

「俺は、信じてましたよ水牛さんの無実を」

『お別れの言葉は済んだか？　なら、早く顔を伏せるんだ』

「…………」

『占い師の人、顔を上げてください。誰を占いますか？』

「…………」

『結果はこちらです』

「…………」

『では、顔を伏せてください。次、騎士の人、顔を上げてください』

「…………」

『誰を守りますか？』

「…………」

『はい、次に人狼』

「…………」

『誰を殺し……、はい、わかりました』

「…………」

『はい、皆さん。顔を上げてください。夜が明けました。本日の犠牲者は……』

「い、一体、誰ぴょんか……！」

「早く教えるんだがおー」

「……怪しい」

「まあ、流れ的には確定チュウ……」

『本日の犠牲者は龍樹さんです。お疲れ様でした』

「ようやく喘ぎ地獄から卒業できるアァン」

『次回以降は自分で語尾を考えてください』

「やっぱりチュウ」

「予想通りがおー」

『では、話し合いを始めてください』