あけましておめでとうございます

稲本「新年!明けまして!!」

黒鉄「おめでとうございます」

稲「……これ、いちおう今回和服着てたりするの見えてないんだよな」

黒「仕方ないだろう。字で事を済まそうとしている以上こうなる」

稲「思いっきりメタ的だけど……そうなんだよな」

黒「メタで思い出したが、俺たちの年齢や年越しの概念はどう捉えられてるんだろうな」

稲「一応ライター(中の人)的には俺たちは22〜24歳の何処かしら、ってアバウトに決まってるらしい」

黒「なるほど、シナリオや展開に合わせて都合よく変えられるわけか」

稲「身も蓋もねえ」

黒「さて、前置きが長くなったが正月といえばお年玉だな」

稲「お年玉にかけて玉を落とすとか、お年弾なんてシャレを用意してるとか言わないよな?」

黒「……」

稲「え、まさかの当たり?どっちを用意してたの?」

黒「無論後者だ」

稲「無論じゃねえんだ。少しは火薬を扱うことに躊躇ってほしいんだ」

黒「弾は多い方がいいと思ったんだが……」

稲「え、何この子袖口から散弾銃取り出して来たんだけど……このシャレのためだけになんつーもんを用意してんの……」

黒「折角用意したし撃ってもいいだろうk」

稲「駄目だよ。何でいいと思ったの。なに年始早々発砲事件起こそうとしてるんだよ」

黒「お前の和服はえんじ色だし撃ったところでそう血も目立たないかと思ったんだが」

稲「目立つ目立たねえじゃねえし俺に向けて撃つつもりだったのね?」

黒「当たり前だろ」

稲「当たり前じゃねえんだよ!?ほら、寄越せその危険物!!」

黒「あっ……」

稲「何少し悲しそうな顔してるんだよ!?腹立つな!?」

黒「その、それなりに値が張ったからな」

稲「その資金を真奈ちゃんへのお年玉に回す気はなかったの?」

黒「アイツにはしっかりと渡すに決まってるだろう。何を馬鹿言ってるお前は。馬鹿は年を越しても治らんか」

稲「何でそこまで言われるの!?お前のその俺への変な殺意の方が馬鹿だと思うよ!?」

黒「馬鹿と言った方が馬鹿だと小学校で習わなかったのか?」

稲「何だろう、とりあえず今すぐぶん殴りたい」

黒「それで、」

稲「無視されるのには慣れてきた」

黒「今年の抱負などはあるのか」

稲「あーー……まあアレクシアとの時間をちゃんと増やすとか、部隊の損耗率を減らすとか……」

黒「ハッ」

稲「え、今回嘲笑される要素あった?」

黒「いや、とりあえず嗤っただけだ」

稲「何なんお前!?いちいち喧嘩売らないと話進まないの!?」

黒「まあ、そうだな」

稲「冷静に肯定しないで!?というかそういうお前はどうなんだよ!?」

黒「そうだな……奏乃との時間を増やしたり、修理費などの支出を抑えるのが主だな」

稲「いや、俺と大して変わらな」

黒「具体的には彼女のスケジュールを把握し休息を考慮した上で特別な日以外の時間を月で2日増やし、支出に関しては義手の損耗率を10%以内収める事で支出の15%を削減する事を目標に考えている」

稲「……何か、さっきのお前に笑われたの別に悔しくも何ともなくなってきたわ」

黒「何故だ。お前の抱負も別に悪いものではなかっただろう」

稲「何でそういうところ地味に鈍感かねお前は!!」

黒「何を言ってるかわからんな」

稲「あーー……まあいいや。腹減ってきたしおせちとか雑煮食おうぜ」

黒「ああ。準備はしてある」

稲「食ったら羽付とかして遊ぼうぜ」

黒「フッ……構わんが、お前の顔が黒に染まるぞ」

稲「ハッ、言ってくれんじゃねえか。そんなに俺が負けるっていうのか?」

黒「いや、バケツで頭から墨汁をかけるだけだが」

稲「ふざけんな筆でやれ!?」


Happy New Year!!

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