自主企画回答用&雑文用

NAOKI

回答します【ブックレビュー的質問企画】カク人はヨム人~あなたの愛読書を教えてください!~

自主企画に回答させていただきます。


【ブックレビュー的質問企画】カク人はヨム人~あなたの愛読書を教えてください!~

https://kakuyomu.jp/user_events/1177354054934889479


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①お名前

NAOKI と申します。


②あなたの作品一覧ページのURL

https://kakuyomu.jp/users/tomy-papa/works


➂愛読書の紹介(タイトル、作者、レビューの順)


普段から純文学、歴史小説、ミステリー、ホラーまで雑多に読み漁るのですが、その中でも、自分が影響を受けたもの、またカクヨムの皆さまにお役に立てそうなものをピックアップしてみました。


また、ファンタジー小説やエンタメ小説が好きな方が多いと思いますが、同種のラノベばかり読むのではなく、たまには違ったジャンルの本を読むのも良いのではと、個人的にお勧めしたい本を列挙してみました。



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【歴史小説】


世界史、日本史問わず歴史小説は良く読みます。

ファンタジー小説は中世ヨーロッパが舞台になっていることが多いと思いますが、このような歴史小説から、時代の空気を掴むのも良いかと思います。


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◎『コンスタンティノープルの陥落』(塩野七生/1983年)


「ローマ人の物語」や「ギリシャ人の物語」で著名な塩野七生さんの小説です。

1453年東ローマ帝国の首都コンスタンティノープル(現イスタンブール)がオスマントルコ帝国に滅ぼされた事件の物語です。


イタリア史、地中海史に造詣の深い著者の作品を読むと、本当にその時代の空気に包まれます。物語が面白いだけでなく、大変勉強になります。

個人的には上記と「ロードス島攻防記」「レパントの海戦」はお勧めです。


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◎『傭兵ピエール』(佐藤賢一/1996年)


「王妃の離婚」で第121回直木賞を受賞された佐藤賢一氏の初期作品です。


著者は主にフランス史を中心に中世ヨーロッパの歴史物語が多いです。

本作品は14~15世紀の英仏百年戦争が舞台で、主人公がジャンヌ・ダルクと出会うところから物語が始まります。


塩野さんと同様、中世ヨーロッパの空気感を感じることが出来ます。

歴史学で博士号までもっている著者なので時代考証が緻密です。

ストーリーと表現が独特なので、好き嫌いはあると思いますが、私は大好物です。


私はこの作品を読んですっかり佐藤氏のファンになり、いままで殆どの作品を読んでおります。自身で小説を書くにあたっても多大な影響を受けていると思います。

特に「地の文」の勉強にはすごくなります。


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【SF】


◎『ファウンデーションシリーズ』(アイザック・アシモフ /1951年~)


SF界の大家アイザック・アシモフのシリーズ作品です。別名「銀河帝国興亡史」

SFの世界では大変有名な作品です。


宇宙を舞台にした遠大な物語。派手なドンパチは少ないですが、国家間の興亡が緻密に描かれていて、読み始めるとシリーズ一気読みしてしまいます。シリーズ3巻と4巻の間が何と30年も空いているのですが、あまり気にならず読めます。


SFではありますが、ファンタジー小説でも国家間の争いをテーマにする場合など、とても参考になると思います。


シリーズ全7巻。

・ファウンデーション (1951年)

・ファウンデーション対帝国 (1952年)

・第二ファウンデーション (1953年)

・ファウンデーションの彼方へ (1982年)

・ファウンデーションと地球 (1986年)

・ファウンデーションへの序曲 (1988年)

・ファウンデーションの誕生 (1993年)


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【純文学系】


◎『ダックスフントのワープ』(著者:藤原伊織 / 1985年)

第9回すばる文学賞受賞作品。藤原伊織氏の処女作で短編集です。


表題の『ダックスフントのワープ』ですが、家庭教師をしている主人公が教え子に語る寓話として「異空間にワープしたダックスフントの物語」が登場します。

「転移」ではなく「ワープ」と言っているところが時代を感じさせますね。


このダックスフントの物語が非常に面白く、尚且つ教訓的なのです。

この物語を読んで、話の意味と自分の思考の間で、数日間いろいろ思い悩んだ記憶があります。


ちなみに著者の藤原伊織氏は、当時、大手広告代理店にお勤めで二足の草鞋だったため、次の作品の出版はなんと10年後でした。



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以上、大変長くなってしまいすみません。

Web小説界隈では、あまり関心や共感は得られかなあとは思っておりますが、「地の文」がしっかり書かれた小説を読むことは大切だと思っています。

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