今日の君が明日の君を殺すだろう。

@hatimitu76300

プロローグ

まだ少し暑い外の空気。救急車のサイレンの音がけたたましくこだまし、女子生徒の悲鳴が聞こえる。

その時の俺は眼前に横たわる彼女を見、立ち尽くすしかなかった。どうしてそうなったか?ではなく、何をしてあげたらこうはならなかったか。そんな事が頭を埋め尽くす。血とアスファルトの匂いが鼻をつく。

その日彼女、如月菜緒は学校の屋上から飛び降り搬送された病院で亡くなった。

  • Xで共有
  • Facebookで共有
  • はてなブックマークでブックマーク

作者を応援しよう!

ハートをクリックで、簡単に応援の気持ちを伝えられます。(ログインが必要です)

応援したユーザー

応援すると応援コメントも書けます

新規登録で充実の読書を

マイページ
読書の状況から作品を自動で分類して簡単に管理できる
小説の未読話数がひと目でわかり前回の続きから読める
フォローしたユーザーの活動を追える
通知
小説の更新や作者の新作の情報を受け取れる
閲覧履歴
以前読んだ小説が一覧で見つけやすい
新規ユーザー登録無料

アカウントをお持ちの方はログイン

カクヨムで可能な読書体験をくわしく知る