第11話 職場へ、往復してみまして。


 さてさて、こんにちは。

 仕事のほうも、そろそろ十二月から再開しようかなというところまで参りました。職場の先生や教育委員会の学校図書館司書を管轄する部署とも相談の上です。


 が、わたくし実はその前に、ひとつミッションをこなしておきたいなと思っておりました。

 先日、「松葉杖でバスに乗るぞ」ミッションをこなしたことはお知らせしましたが、次は「電車」。通勤はこの合わせ技なもんで。

 そう、いうなれば「バスと電車に乗って職場までたどりつくぞ」ミッションです。


 当日は出勤扱いにはしてもらわずに、単に行って帰るだけ。

 「たどりつくこと」と「帰って来ること」が目標。

 中身はもちろん軽くしますが、一応リュック型のカバンもしょって、改札を通る時の動作も確認すること。

 学校まで往復練習したいということは教頭先生にもお話ししていて、「いらっしゃる時にはお電話一本くださいね」と言われておりました。


 んが!

 なんやかんや都合もあって、結局土日がいいような感じになり。


「やっぱり学校、土日のどっちかで行ってみよっかな」

 ぽつんと言ったら、ダンナが速攻言いました。

「ついていく!」

「あ、そう?」

「うん。だって心配やもん!」

 

 ……あ、そう。

 なんや、また両手をばたつかせてる感じやね。「心配、心配!」「さびしい、さびしい!」って。なんや鳥のひなみたい。

 さすがはダンナ。予想を裏切りませんな。


 いやまあ、最初からいきなり一人でってのはちょっと不安だったので、本当はこそっと「ちょっとお願いしてみよっかな~、まあ、ダメだったら一人で行くし~」ぐらいは考えておったのですが。

 まさか速攻言われるとは。さすがダンナ(笑)。

 ということで、行って参りました。


 土日とはいっても、世はコロナということもあってか、バスも電車もお客さんはまばらでした。

 行きはノンステップ・バス。帰りは通常の乗降口に階段のあるバスでした。


 バスのロータリーから駅までと駅の内部は各所にエレベーターが設置されており、普通に徒歩で歩くよりは少し遠回りにはなりますが、かなりスムーズに移動することができました。

 以前、改装される前は本当に古びた駅で、エレベーターなんてなかった駅ですが、電車そのものも松葉杖で比較的乗りやすい高めの座席があったりと、かなり助かりました。

 改札口も車いすなどを想定して広めのものが設置されており、松葉杖でもスムーズでした。


 ただ駅のホームそのものはすぐに広げることは難しいらしく、昔ながらの狭いホームで、歩くのは少し怖かったです。こちらは想像していた通りでした。

 お客の少ない時間帯だったので大丈夫でしたが、片方は快速なども停まる、通勤・通学時間帯ともなればかなり人も多い駅です。この感じだと、こちらが通勤の時間帯を少しずらしていくほうがよいかなと考えました。

 なお、すべてエレベーターが使えたので、心配していた「階段で落下していく私の妄想」は実現せずに済みそうです(笑)。


 前に近所のスーパーへ行った時よりも、姿勢もまっすぐに安定して歩けるようになっているため、思っていたほどは苦労せずに学校までたどりつきました。

 帰りは少し買い物に寄るなど、これまでほとんどできなかったこともでき。

 ようやく来年用の手帳や卓上のカレンダーなんかも買えました。


 全体に、普通に行くのと比べて1.5倍ほどの時間がかかりましたが、大きな問題なく行けそうな感触を得られました。


 でもまあ、帰ったらやっぱり、ぱったり横になっておりましたけどもね!

 はあ、体力つけないとなあ……。


 そういえば、先日お風呂上りに久しぶりに体重計に乗ったら、えらい増えてました! 

 あかん、まずい。

 太ること自体もいやですけども、なにより今は、膝に余分な荷重がかかるのがいやですもんね。いくら「体重の三分の二までかけてもいい」とお許しが出たとはいっても、体重そのものが増えてたらヤバいし。笑えへんって!

 もうちょっと動くことと、食べる量の管理も必要かもしれませぬ~。


 と、今回のご報告はこのぐらいで。

 というか、ええ加減ほんとうに完結させないとですね(苦笑)。


 仕事のことは別エッセイ「つれづれ司書ばなし」へ書く方がよいと思うので、次回は「通院の最終日」ぐらいで更新しようかと思います。

 もしよろしければお立ち寄りのほど、よろしくお願いいたします。


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