第34話 嵐の前の静けさ

 一組のレストー海底遺跡遠征訓練を明日に控えた本日は週に一度の休日である。

 しかし、だからといって千司のルーティーンが崩れることはない。


 早朝に目を覚ました千司はさっさと着替えてグラウンドへ。リニュとセレンの両名と共に訓練を行い、一通り終えると持ってきたタオルで汗を拭って一息吐く。


 すると、千司と入れ替わるようにセレンが剣を構え「次は私の稽古をお願いします」と意気込んだ。


 そんな彼女に千司は呆れ交じりのため息を吐いた。


「セレン団長、あまり張り切り過ぎないようにしてくださいね」

「当然、貴公に言われずとも理解している。明日より行われる遠征訓練に影響が出ないよう、だろう?」

「分かっているのなら構いません。……まぁ、一組や二組は全員上級勇者ですし、学内ランキングの上位者も多いようなので、余程のことが無い限り出番はないと思いますが。でも五日連続ですし、バテないように気をつけてくださいね。みんなの安全はセレン団長にかかっているのですから」

「そうだな……剣聖様、そういう訳で明日以降の早朝訓練に参加できなくなります。申し訳ございません」


 しゅんとした表情で頭を垂れるセレンに対し、リニュは『こいつ何言ってんだ?』と言わんばかりの表情で眉間にしわを寄せ、呆れたように告げた。


「忙しいのだから当たり前だ。頼まれたって断る。センジの訓練すら中止しようとしていたほどなのに」

「そうでしたかっ!」


 驚きの表情を見せるセレンに、リニュは再度ため息。

 目頭を押さえるように手でもみほぐしてから、センジに視線を向ける。


「センジも、それで構わないか?」

「あぁ、強くなることは重要だが、何よりもみんなの安全が最優先だ。仕事が立て込むというのならそちらを優先して貰うのが必定だろう。その代わり……頼んだぞ」

「ふん、誰に言っている。アタシはアシュート王国最強の剣聖。そして忘れているかもしれないがセレンは第一騎士団の団長だ。この程度の仕事、問題なく完遂させてみせる」


 力強い笑みを浮かべて言い切るリニュは、何とも頼もしく……故に、千司にとっては邪魔以外の何物でもない。お前は張り切るなと言いたい衝動を胸中に隠して『頼んだぞ』とこちらも力強い笑みを返した。


「……え? な、なんで忘れてると思われているのですか? わ、私はずっと第一騎士団団長ですが……あの、剣聖様?」


 そんな二人をよそに、セレンはアホ面を晒しながら困惑の声を零す。

 リニュの言う通り、とてもではないが第一騎士団団長とは思えない姿であった。



  §



 訓練を終えた千司は朝食を摂りに食堂へ。

 せつなや文香は居らず一人。


 授業がある日ならいざ知らず、本日は休日。早朝訓練の後だとは言え、まだ朝早いことには変わりない。余程の優等生でもない限り、まだ眠っている生徒がほとんどで、二人もその一部という訳だ。


 必然、食堂は平常に比べ空いており、料理を手にした千司は適当な席に着席。


 久し振りとなる一人の食事を楽しもうとして——ふと、見知った人物が目の前を過った。


「おはよう、レーナ。早いんだな」

「おや、奈倉さんではありませんか。おはようございます。……いつもはもう少し遅いのですが、明日の準備もありますので、早めに行動しているだけですよ。よろしければご一緒しても?」

「あぁ、もちろん」


 そう言って、彼女はくすんだ紺色の髪を揺らしながら千司の対面に着席。


「そういえば、こちらの料理……お刺身、でしたか? 勇者の皆さんが考案したのだとか。学園の生徒にも大変人気があるそうですね」

「それは良かった。生食はゲテモノ扱いされるかと思っていたが、喜んでもらえているのなら幸いだ」

「はい。……ですが、それが原因で朝食時は食堂が込み合って仕方がありませんね。おかげでここ最近はカフェで済ませることが増えました」


 カフェは基本的にランキング上位者が優先的に入ることが出来る。

 一方で食堂は誰でも平等に使用することが出来た。


 確かに混み合っているのならその選択もありかもしれないだろう。

 と言っても、千司の場合はせつなや文香と朝食を共にすることがほとんどなので、わざわざ一人で行こうとは思わないが。


「それで食堂では見かけなかったわけか」

「そうなりますね。なので、勇者の皆さんが考案された食事を食べて見たかった、というのも、本日私が早起きした理由の一つかもしれません」

「なるほど。で、感想は?」

「はい、大変美味しいですね。……この緑色の物体はよく分かりませんが……あむ」

「あっ」


 そう言ってレーナは刺身の横に盛り付けてあったわさびの山をそのままぱくり。

 彼女は数秒ほど味わう様に噛み締め、かと思えば途端に顔を顰めて涙を流しながら鼻をつまむ。


「ん~っ! んんっ、んはぁっ~!」

「だ、大丈夫か? これほら、水」


 貴族の女性として男性の前で吐き出すことは憚られたのか、必死に飲み込もうとするレーナに水を差し出すと、彼女は半ばひったくるように奪い取り、一気に煽る。


「んくっ、んくっ……っ、ぷはっ……はぁ、はぁっ」


 水を一息で飲み干すと、彼女は涙目のまま頬を真っ赤にして肩で息をする。

 水で濡れた唇が色っぽく、一瞬彼女の兄と重ねてしまうほど。


(それでも男のライカの方がエロいってマジでバグだよなぁ)


 などと考えつつ、千司は彼女の息が整うのを待ってから苦笑を浮かべた。


「ははっ、大丈夫か?」

「んなっ、な、なんですかこれはっ!」

「わさび。ちょっとずつ刺身に付けて食うんだよ」


 食べ方を実践して見せるが、レーナは鋭い目のままわさびを見つめ……そしてもう二度と食べないと言わんばかりの形相で刺身単体で食べ始めてしまった。


「美味いのに」

「劇薬です。こんなものを美味しいと感じるなんてあなたの味覚はおかしいのではないでしょうか?」

「失礼だなぁ」

「事実です。まったくこんな苦しい思いをするなんて……兄に言われて私を守ってくれるのではなかったのですか?」

「さすがに食事時も気を張らなきゃいけないとは思ってもみなかったよ」

「むしろそれ以外の危機は私一人で十分対処可能ですので、それくらいはして欲しいですねっ」


 ぷんぷんと頬を膨らませて怒りを露わにし、千司を揶揄うレーナ。


「次からは気を付けるよ」

「はい、そうしてください。……ふふ」


 思い通りの反応が返ってきたことに機嫌をよくして笑みを浮かべるレーナ。

 彼女が一通り笑い終わるのを待ってから、千司は少しだけ声のトーンを落として口を開いた。


「でも、気を付けてくれよ」

「? はい、もちろん。次から味の分からないものは少しずつ——」

「そうじゃなくて、いやそれもだけど……遠征訓練のことだよ。俺はクラスが違うから、守ってやれないだろ?」

「あぁ、そちらですか。確かに危険はあるとはいえあくまでも学校が用意した訓練です。それに、先ほども言いましたが実力的には守られるほど弱くありませんので心配ご無用です」


 口端を持ち上げて自信満々に告げるレーナ。

 しかし千司は真剣な表情のまま答える。


「遠征訓練が文字通り訓練・・で済めばそうだろうな」

「え?」

「……勇者がすでに一人殺されているのは話しただろう? それは国が行ったダンジョン遠征訓練の際に起こった。何が起こるか分からない。特に、勇者を狙う輩が居る中で行われる訓練何て……危険に思えて仕方がない」

「そこまで心配しなくても……」

「用心することに越したことは無いだろ?」

「ですが、私は学内ランキング二位で——」

「以前に殺されたのは上級勇者の中でもかなりの実力を持っていた勇者だ。おそらく、レーナよりも強かっただろう」

「……っ」


 その言葉に彼女は初めて閉口。

 顎に手を当て思考を深める。


「なるほど、理解しました。確かに慢心はいけませんね。ご忠告ありがとうございます」

「あぁ、そうしてくれ。……最悪、篠宮たち白金級勇者を頼ればいいから」

「分かりました」


 一組には白金級勇者三人と、金級が数人在籍しているのに加え、学内ランキング一位の生徒をはじめ多くの実力者がそろっている。そうそう危険はないだろうが、それでも彼女を守るために何重にも策を練っておくのは重要だ。


(別にこいつの命はどうでもいいけどライカくんの信頼は最重要だからなぁ。……あぁ、久しぶりに会いたい)


 遠く離れた執事の少年のことを思い出しながら、千司は残りの朝食を平らげた。



  §



 朝食を終えてコテージに戻る途中、砂浜で辻本を見つけた。

 彼はぼんやりとした表情のまま砂浜に座り、膝を抱えながらどこまでも続く青い海を眺めていた。


「どうした?」

「……奈倉殿でござるか。いや、なに。昨日、拙者なりに何かしら出来ることは無いかと岸本殿と富田殿に話しに行ったのでござるが……断られてしまいまして。それでその、少しばかり言い合いというか喧嘩のような物になり……はぁ、自身の不甲斐なさにこうして呆れているところでござる」


 深いため息を吐く辻本。理不尽極まりない理由で学園から居場所を奪われた二人にとっては、彼の優しさも何処か皮肉に聞こえてしまったのだろう。


 自嘲を浮かべる彼はかなり精神的に参っているようだった。


 千司は少しだけ考え、せっかくなのでもっと苦しんでもらおうと画策。

 彼の隣に腰を下ろすと、大きく息を吐いてから口を開いた。


「月並みな言葉で申し訳ないが、辻本は充分に頑張っている、と俺は思う」

「奈倉殿……」

「俺も何かと解決策は無いかと考えているんだがまだ何もできていない状況だしな。……それに比べたら、行動して真正面から向き合おうとするお前は立派だ」

「……そう、なのでござろうか?」

「あぁ、少なくとも、友人のためにここまで悩めるお前を、俺は尊敬するよ」

「……結果が伴っていなければ世話ないでござるが……でも、そう言ってもらえると、少しばかり救われるでござる。後で二人に謝罪するでござる」


 その言葉に千司は苦笑を浮かべて首を横に振った。


「いや、今はやめておいた方がいい」

「どうしてでござるか?」

「二人だって辻本の優しさには気付いているはず。それでも喧嘩になったってことは、それだけ今の学園が二人にとってストレスの温床になっているということだ。なら、先にそっちをどうにかしてからの方がいいだろう?」

「……確かに、そう言われてみればそうでござるな。分かったでござる。まずは結果を見せて、そのあと二人と仲直りするでござる!」

「あぁ、その意気だ!」


 千司は立ち上がり尻に付着した砂を払うと、右手を辻本へ。彼もまた千司の言葉に応えるように笑みを浮かべると、その手を取って立ち上がった。


「改めて感謝するでござる、奈倉殿」

「気にするな」

「そんなこと言わず……今度何かお礼をするでござる。……そう言えば朝食は食べましたか? 良ければご一緒に——」

「悪いな、さっき食べてきたところだ。今空いてたからさっさと行ったほうがいいぞ」

「そうでござるか。なら行ってくるでござる」


 手をひらひらと振って、離れて行く辻本の背中を千司はジッと見送るのだった。



  §



 コテージで珈琲を飲みながら休憩していると、徐に扉がノックされた。

 誰だと思い開いてみると、そこには文香の姿。いつもの制服とは異なり、よく似合ったお洒落な恰好をしている。


「おはよ、千司くん」

「あぁ、おはよう。……あれ、せつなは?」


 いつも二人でいることが多いのでてっきり一緒に来たのかと思ったが、そこに居たのは文香だけ。彼女はむすっと頬を膨らませるとタックルするように抱き着きながら抗議。


「別にいいじゃん! たまには二人で過ごしたいって思ったんだもんっ! ……それとも千司くんは雪代さんも一緒じゃないと、嫌なの?」


 駄々っ子のように不満を口にする文香。

 

 最近は夜する時も三人一緒のことが多かったため、独占欲のような物は消えたのかと考えていた千司であったが、全くもってそんなことは無いらしい。苦々しそうにせつなの名前を口にする彼女を見るに、相も変わらず仲はよろしくない模様。


 仲良くはないが、一緒にいる。

 そんな曖昧な関係性がせつなと文香の間にはあるのだろう。


(うん、どうでもいいな)


 思考をバッサリと切り捨てた千司は文香を抱き返して、耳元で囁いた。


「そんなことない。そうだな、文香の言う通り、今日は二人で——」


 と、言いかけた瞬間、再度扉がノック。

 一度文香から離れ開けてみれば、そこには無表情ながらも頬を若干朱色に染めたクールな印象の黒髪の少女の姿。


「おはよ、千司」

「あ、あぁ、おはようせつな」


 彼女の服装もまた、先ほどの文香同様お洒落なもので……。


「ね、ねぇ、よかったら今日は二人で過ごさない? ほら、最近はあの泥棒猫が常に周りをちょろちょろと……」


 照れて若干早口になっていたせつなは——しかし不意に何かに気付いた様子でその言葉尻がしぼんでいく。その視線の先は千司の横を抜けて部屋の中、渋い表情を浮かべる文香へ。


「……何でいるの」

「別に、雪代さんには関係ないでしょ」

「あっそ、じゃあ私は千司と過ごしたいから出て行って」

「わ、私が先だったもん!」

「そ、それを言うなら、私が最初の彼女だからっ」

「い、いまさらそんなこと持ち出さないでよっ」


 当の本人である千司を置いて次第にヒートアップし始める二人。

 やはり犬猿の仲であることには変わりないらしい。

 千司は内心で溜息を吐きつつ、二人の仲裁に入るのだった。


(キスして抱きしめたら収まるだろ)


 と、そんなことを考えながら。

 端的に言って最低である。



  §



 二人を慰めている内にそういう雰囲気となり朝から盛った千司たちであるが、気付けば時刻はお昼時。適度にお腹も空いてきたので、千司は疲れてベッドに横になる二人を置いて、一人昼食を買いに外へ。


 カフェで適当に軽食の持ち帰りでもするかと考えながら歩いていると、前方から見覚えのある女子が歩いて来るのに気が付いた。


 向こうも千司に気付いたのか軽く片手を挙げる。


「よっす、奈倉くん。なんか久しぶりだね」

「そうだな。猫屋敷はこんなところで何してたんだ?」


 話しかけてきた少女に千司は社交的な笑みを張り柄ながら尋ねた。


 猫屋敷景——ダンジョン遠征の際に、トラウマ組として友人らと共に参加していた上級勇者の女子である。どうやら本日は一人の模様。


 千司の問いに、猫屋敷は手に持っていた袋を掲げて見せた。

 それは今から千司が向かおうとしているカフェの物。


「お昼ご飯を買いに。そっちは?」

「俺も一緒だな。あそこのサンドイッチは美味いからな」

「だよねぇ、奈倉くん分かってるぅ」


 にやりと笑ってうんうんと頷く猫屋敷。

 しかし不意に表情を暗くすると、「話変わるんだけどさ」と前置きしてから声のトーンを下げて尋ねて来た。


「……岸本くんと富田くん、大丈夫なの?」

「微妙なところだ。体調面は問題ないだろうが、精神面は……かなり辛そうだ」

「だよね……じゃあ辻本くんは? 彼もその……一緒になって噂されてたから」

「あいつも見た目は元気そうだよ。ただ、友達があんな状況だから大変そうだし、いろいろと無理してそうだが……気にしてくれてたんだな」


 意外そうに千司が言うと、彼女は「ひっどー」とジト目で睨んでくる。


「当たり前でしょ。だってみんなは一緒に死線を潜り抜けた、大切な仲間なんだから……って、ちょっとクサかった?」


 死線とは、ダンジョン遠征訓練の時のことだろう。

 暗い表情で吐き出し、しかし最後にはわざとらしく茶化して見せる猫屋敷に、千司は爽やかな笑みを浮かべて答えた。


「そんなことないさ。……ありがとう、猫屋敷」

「別にいいよ。結局のところ、私は何もできていないわけだし」

「それは俺も一緒だ。……でも、何かしてくれるというなら……そうだな。今度辻本を見かけたら励ましてやってくれないか?」

「いいけど……なんで私?」

「男の俺が励ますより幾分か嬉しいかなと思って」

「せつなちゃんや文香ちゃんは?」

「いやぁ……彼氏持ちの女子に言われても微妙かなーと」

「あぁ! そう言えば奈倉くんって、二股くそ野郎だったっけ」

「事実だが面と向かって言われると傷付くなぁ」

「事実ならいいでしょ」


 ジトっとした目で千司を睨み、大きくため息を吐く猫屋敷。

 彼女は「でも」と言葉を続ける。


「でも、私彼氏いるよ?」

「……え、まじ? だれ?」

「あぁ、いや。一緒に召喚された人じゃなくて、他校の男子」

「知らなかったぁ」


 と嘯く千司。当然知っていた。日本に居た頃、彼女が友人たちとそのような会話をしているのを耳にしていたからだ。そもそも猫屋敷程のスレンダー美人に彼氏がいないという方がおかしな話である。


 彼氏の存在は知っていたが相手が分からなかったからこその質問で……。


(召喚された中に居たら面倒だったが……他校なら問題ないな)


 そう判断し千司は言葉を続けた。


「それって辻本も知ってる?」

「いや、多分知らないと思うけど……言ってないし。……まさか」

「あぁ、出来れば黙ってあいつを慰めてやってくれ」

「騙せって言うの?」

「必要な嘘だ」


 猫屋敷からの好感度が明確に下がるのが分かるが、どうでもいい。

 いくらでも取り返すことは出来るし、それよりも辻本のフォローを優先する。


 それは優しさでも何でもなく……ただ、将来的にその方が面白いからという自分勝手な理由なのだが、そんなことはおくびにも出さず、千司は真剣な表情で猫屋敷に依頼。


 熟考した彼女はやがて大きくため息を吐き、髪を掻き毟りながら首肯。


「わかった。でも、奈倉くんのことはちょっと軽蔑したかも」

「構わない。それで、少しでも状況が改善されるのなら」


 そう言って、猫屋敷と別れた千司はカフェへと向かうのだった。



  §



 部屋に戻った後は三人で昼食を摂り、せつなや文香と部屋で寛いだり、外に出て波打ち際で遊んだりして過ごし——夜になると、三人でベッドに入り眠りに着く。


 なんだかんだでいつもと変わらず三人で過ごすことになった休日であるが、最終的には二人とも満足げな寝顔を見せているので楽しかったのだろう。


(女心はよくわからんな)


 いがみ合っていたのかと思いきや、楽しそうに遊んだり、会話を弾ませたり。

 すやすやと両脇で眠る二人を眺めながらそんな益体の無いことを考え——やがて訪れる眠気に抗うことなく、千司も眠りに着く。



  §



 そして翌日、ついにレストー海底遺跡遠征訓練が始まる朝を迎えるのだった。

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