第3夜① 19:53 初回

「しましょう」


「ん?」


「しましょう。にゃんにゃん。昨日してないし」


「いや。俺まだごはん中なので。せめて食べ終わるまで待ってください。あと、今日のこの、お肉のおかず。おいしいね?」


「精力アップの魔材料を仕込んでいます」


「まじか」


「あなたの作ったおひたし、いつもながらとても美味しいです。あっさりしていて。草食系」


「三桁の実力に対抗できるの、俺、料理しかないよなあ」


「ね。あなたの作る料理美味しいよね」


「よかったですよ。あなたのはお総菜プラス魔材料ですよね」


「よくごぞんじで」


「あなた料理できないもの」


「ね。はやくはやく」


「(魔材料、俺じゃなくてあなた自身に効いてんじゃねえか)」

  • Twitterで共有
  • Facebookで共有
  • はてなブックマークでブックマーク

作者を応援しよう!

ハートをクリックで、簡単に応援の気持ちを伝えられます。(ログインが必要です)

応援したユーザー

応援すると応援コメントも書けます

新規登録で充実の読書を

マイページ
読書の状況から作品を自動で分類して簡単に管理できる
小説の未読話数がひと目でわかり前回の続きから読める
フォローしたユーザーの活動を追える
通知
小説の更新や作者の新作の情報を受け取れる
閲覧履歴
以前読んだ小説が一覧で見つけやすい
新規ユーザー登録無料

アカウントをお持ちの方はログイン

カクヨムで可能な読書体験をくわしく知る