我が身を振り返らんとす

あんび

(週刊カクヨム企画)恒例企画 3つの質問に答えてください!

https://kakuyomu.jp/user_events/1177354054935076663


Q1 小説を書く時には何か書くための準備をしてから始めますか? それとも特に何も考えずに目の前に原稿を開いてから考えますか?


→小説(本文)書く前にまず、脳内でふわふわしている作品の設定や用語、キャラの身辺情報などを、出来る範囲で文字にして整理して綺麗にまとめておきます。その時点で矛盾等ないかをよく吟味してます。

で、これを全て頭に叩き込み直す。抉るように脳味噌へ打ち込むべし。ただそれだけだとやはり抜けが出ます。文字に起こすのはカンペのような役割も兼ねてます。

キャラと舞台設定に手を引っ張ってもらいながら作品を書くタイプなので、初めにこういう作業しないと上手くタイヤが転がっていかないんですよね。


あと、思いついた設定やフレーズやシーン、掛け合いなどをとにかくメモしておきます。使わないかな?と思っても捨てません、今の私には不要でも未来の私には必要だったケースがままあるからです。

これがお話の種になってくれることが多いです。



Q2 自分にとって、読んだり書いたりしてる中で、「楽しい」「気持ちがいい」と思うシーンや教えてください。


→派手めなアクションシーン……戦闘シーンに限らず、キャラが物理的に飛んだり跳ねたり歌ったり踊ったりするシーンは書いてて特に楽しいですね。どうやってその言動を生き生きとと描き出そうか、読み手に伝えようか、と頭悩ませるのが好きなんです。



Q3 自分の作品の中で、「これは格好いい文だ!」と自慢したくなるような一節を教えてください。なぜお気に入りかを語ってください!(テーマにする文は地の文でも台詞でもいいです)


→『天蚕堂説話』より

皓助あきすけは未だ状況のよく飲み込めない助松を小脇に抱え上げると、もう片手にはその辺に転がっていた適当な雪駄を一足持ち、素足のまま激しい蹄の音と共に裏口から疾風の如く走り出る。助松の悲鳴が一拍遅れて道に響いた。』


注1/皓助は半人半馬の男性で、その脚は馬の脚の形をしている


“急ぐ” とか “焦って” 、 “素早く”などの直球な表現を使わずにそういった様子を示せたのではないかな?と思っています。

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