図鑑02 【ノーマル魔物・地上界】
名前 ガラーハイウルフ
種族 獣 属性 ‐ 全長 約1.6m 体重 約68.0㎏
南アズラシア山道近辺に生息する大型のオオカミ型魔物。
ガラーウルフと同様に一定の群れで生活し、魔物ながら統率の取れた戦闘を行う。大型の分走行速度はやや落ちるが、代わりに攻撃力が増しており危険な種類である。
稀に一頭で行動する個体もいるぞ。ガラーウルフよりも気性が荒く、最後の一頭になってもしつこく戦いを挑んでくる所が厄介だ。
弱点 炎 耐性 風
名前 ウォッチャークリフ
種族 人型・飛行 属性 ‐ 全長 約0.7m 体重 約25.0㎏
南アズラシア山道の断崖エリアに、高確率で出没する鳥に乗った小人の魔物。
小人の外見はゴブリンに似ているが、厳密にはゴブリンとはまったく異なる種類。元来憶病な性格で警戒心が強く、断崖絶壁にできた隙間や段差に巣を作る。巣は基本的に横穴状で穴から僅かに顔を望かして周囲を観察する習性をもつ。
夜行性で陽が沈むまでは滅多に巣から出てこない。憶病だが過激な一面を併せ持っており、一度敵(獲物)と認識した対象には容赦なく襲い掛かる。
主な攻撃手段は巣の近くに群生している植物の実を爆弾代わりに投下する事だ。外出時は常時鳥に騎乗している。ただし、一度怖気づくと逃亡することがよくあるぞ。
弱点 ‐ 耐性 ‐
名前 ホットホーネット
種族 虫 属性 ‐ 全長 約0.9m 全長 約10.0㎏
南アズラシア山道の門近辺に生息している大型の蜂型魔物。
炎のマナを含んだモノに触れている所為か炎は効かず、強力な熱毒を使って火傷状態にしてくる。
同種がいる場合、稀に強烈な連続突きを放ってくることがあるぞ。
非常に気性が荒く、自分達の縄張りに入って来た者を頻繁に襲う。花以外にも樹木から蜜を集める事もあり、彼らが収集し熟成させた特製ハチミツは冷えた身体によく効くとか。
また(ハチミツは)栄養価が高い事でも知られ、一部の地域ではとても人気があるらしい。しかし、彼らからハチミツを得るのは正に命がけである。
弱点 水 耐性 炎
名前 フーモワノー
種族 飛行 属性 炎 全長 約0.2m 体重 約0.2㎏
アズガルブ帝国の平原地帯全般に生息する炎を纏った雀型の魔物。
実際には0.2mもない小さな身体は、常に熱を帯びており燃え盛っているという。だが不思議な事に周囲の草木に炎が燃え移るという事は起きない。
実は身体を覆っているのは炎じゃないのでは、という説も上がっている。だが奴らの攻撃時に身体へ触れた際ははっきりと熱を感じたという証言もあり、厳密にどういった現象なのかは不明である。
木に実る果実や穀物を好んで食べ、麦や稲の収穫時期には大集団を率いて飛来する面倒な習性をもつ。そのため帝国農家では、収穫時期が近づくと大々的に鳥よけを行うらしい。
口や翼から火の粉を飛ばして攻撃(魔法扱い)してくるぞ。
弱点 水 耐性 炎・風
名前 ヴォルボール
種族 不明 属性 風 全長 約0.4m 体重 約2.0㎏
神樹からほど近いアズガルブ中央地区に出没する球体型の魔物。
地面をバウンドして移動するボール型のボディは、刺激を与えると帯電・放電する特性を持っている。これがどういった種族なのかは未だ解明されていない。
目は殆ど退化しているが口は大きく、伸縮自在な身体のおかげで自身よりも大きなモノを飲みこむことが可能。しかし、飲みこんだモノがどこへ収納されているのかは誰も知らない。
自分の意思で放電する事もできるが、あまり放電しすぎると放心することがあるとか。
弱点 斬撃 耐性 打撃・魔法
名前 バオムヴォレシャーフ
種族 獣・植物 属性 ‐ 全長 約1.7m 体重65.0㎏
帝国の平原に幅広く生息しているヒツジの姿をした魔物。
全身が綿毛のような体毛に覆われており、一部を飛ばして敵の感覚を狂わせるといわれる。頭部に生えている大輪の花は角が変化したモノで個体によって色が違う。
アズガルブ帝国に生息している中では温厚な性質をもつ。車輪や機械音などを恐れる傾向があり、恐怖にかられた群れが人々に襲い掛かるケースが最も多い。非常に愛くるしい声で鳴く事でも知られる。
ふわふわの体毛は燃えやすく、体毛がすべて燃え尽きると戦闘力が激減。逆に水分を吸収することでボンっと一気に体毛が復活する。
ちなみに、尻尾は使い道がない為に退化しており最初から短いらしい。
弱点 炎 耐性 水
名前 パンデモント
種族 獣 属性 ‐ 全長 約0.9m 体重 約73.0㎏
シュヴァール高原に生息している猿の姿をした魔物。体毛は黒。
山賊の真似をしており、山で拾ってきた鉱石をナイフ代わりにして戦う。手癖も悪いので気を付けないとアイテムを盗まれるので注意。
年長者は毛色が白い。盗品を身に着けていたり、衣服らしい物を着ている個体もいる。
魔物にしては頭のいい部類だが、その分腕力などは高原に生息している中では最弱。悪知恵と身軽さを生かして暮らしている。
弱点 地 耐性 ‐
名前 ベルクツィーゲ
種族 獣 属性 ‐ 全長 約2.6m 体重 約75.5㎏
シュヴァール高原に生息しているヤギの魔物。体毛は茶色。
断崖絶壁を行き来する強靭な脚力の持ち主。反り返った長い角を持つ野生種のヤギそっくりの外見で、たまにそれらと間違われる事もある。そのため互いに勘違いして混じっている事も……。
ただし、野生のヤギとは比べものがない程に獰猛。進行を妨げる者には容赦なく襲い掛かるぞ。(野生のヤギも決して温厚ではない)
一定数の群れで暮らす事が多く、一頭のオスを中心にほぼメスのみで群れが構成されている。角もオスとメスのどちらにでもあるので見分け辛い。子供に角はなし。
弱点 地 耐性 風
名前 シュピッツホーク
種族 飛行 属性 風 全長 約1.6m 体重 約42.0㎏
シュヴァール高原を中心とした山岳地帯に分布する鷲の魔物。弱体の風を扱う巨鳥。
出現率は低いものの、妖精を弱体化させる厄介さを兼ね備える。妖精の種類によって弱体化の内容は異なり、鳥なら「バフ効果低下」、犬は「解除不可の衰弱付与」、魚は「防御不可」、猫だったら「攻撃力低下(大)」だ。
ちなみに花の妖精は「召喚不可」である。
弱点 炎 耐性 ‐
名前 ピスティス
種族 水棲 属性 水 全長 約1.2m 体重 約40.0kg
シュヴァール高原の近くに流れる急流に生息する魚人姿の魔物。
激しい流れの中でも難なく泳げる強靭な身体能力を有している。半面知能は低く、殆ど本能ですべての判断を下していると言っていい。
水棲生物にありがちな電気に弱い性質を持っており、逆に水にはめっぽう強い。
基本的に群れで活動。通常の個体は槍、リーダーは三叉槍を装備している。リーダーを倒すと途端に統率が乱れるのが狙い目だ。
弱点 風 耐性 水
名前 親衛隊員A
種族 人型 属性 ‐ 身長 172.0cm 体重 64.0㎏
デリス郷との戦闘にのみ乱入してくる
前衛での戦闘に優れ、デリス郷の守護・防衛を主体で戦うスタイル。平常時の攻撃力は普通(特に高い訳ではない)だが、後半になるとデリス郷のバフがかかる為、バカにならない攻撃力になる可能性あり。
物理攻撃には強いが、魔法攻撃には弱い。
弱点 魔法 耐性 物理
名前 親衛隊員B
種族 人型 属性 ‐ 身長 170.0cm 体重 60.0㎏
デリス郷との戦闘にのみ乱入してくる悪魔種の取り巻き。クラスは魔術師。
中間~後衛で戦い、こちらもデリス郷を守る事を優先。デリス郷のバフの恩恵が弱い代わりに、最初から割と高い火力を出してくるので注意。
魔法攻撃には強く、物理攻撃には弱い。
弱点 魔法 耐性 物理
名前 ワイズプラント
種族 植物 属性 ‐ 全長 約0.3m 体重 約0.1㎏
ヘクセプラントが進化した個体。神樹編の中盤以降に出没するようになる。
物理的に貧弱なのは変わらないものの、魔法の種類と威力が上がっているのが厄介。生息域も、ムートリーフ王国全土に渡るという順応性の高さを発揮するようになった。
毒攻撃を使ってこなくなった代わりに、高い生命力と成長力を持ちHPを徐々に癒して来るぞ。
ただしMPの回復をできるようになった訳ではなく、一定以下になると体当たり攻撃を多用する所は変わらず。弱点は変化している。
弱点 闇 耐性 炎・風
名前 ブルーメホーク
種族 飛行 属性 風 全長 約1.1m 体重 約48.5㎏
クローロン平原を中心に生息。エルブホークの突然変異種で神樹編の中盤から出没。
ほんの少し身体が大きくなり、飛行能力が向上した。回避率はやや落ちたものの、代わりに攻撃力と移動速度が上がっている。
エルブホークとは違い、最も精神力が低い相手を狙う習性になった。弱点面に特別変わった所はないが耐性が増えている。羽毛が燃えやすいのも相変わらず。
しかし迂闊に燃やすと、燃えながら毒素をまき散らし突進して来るぞ。
弱点 炎 耐性 風・地
名前 デュラハン
種族 アンデット 属性 闇 全長 約1.7m 体重 約40 .5㎏
ア・ルマ遺跡の地下層を中心に遺跡内を闊歩するオバケ甲冑。
妖精と呼ばれる事もあるが、見た目は完全に幽霊である。内部が空洞のため体重は甲冑分くらいしかない。頭部が存在せず、むき出しの首断面からは靄のような煙が出ている。
コシュタ・バワーと行動を共にしている事が多い。しかし別行動をとっている場合もあり、その場合は戦闘突入時に該当する魔物を呼び出す。
攻撃力が高いだけでも厄介だが、騎乗時に全ステータスが大幅に上がるという能力を持つ。防御力も高くて武器による攻撃は効果が薄い。半面、魔法には弱い傾向がある。
弱点 光・魔法 耐性 闇・物理
名前 コシュタ・バワー
種族 アンデット・機械 属性 地 全長 約2.6m 体重 約730.0㎏
デュラハンとともにア・ルマ遺跡内を疾走する首無し馬と一体の小型馬車。
疾走する際に蹄や車輪から霧のような物質を放出している。機動力が高く、走っている時は物理的な攻撃は大幅に軽減されてしまう。屋根のないタイプの1頭引き馬車。
デュラハン騎乗時は攻撃行動は突進とドリフトによる打撃攻撃のみ。魔物のため、ドリフトしても車輪が外れたり壊れる心配はない。
デュラハンがいなくなった途端に暴走する。この時、攻撃パターンに幻影の気弾を飛ばす、馬の踏みつけによって発生した岩の棘(アーススパイク)での串刺しが追加。
弱点 炎・魔法 耐性 地・物理
名前 セキュリティビット
種族 機械・飛行 属性 ‐ 全長 約0.4m 体重 約6.0㎏
ア・ルマ遺跡を中心に遺跡内に出現する警備ロボット。
音声機能も搭載しており、簡単な会話ならやや片言だが普通に話せる。敵と認識した対象には容赦なく襲い掛かり、基本的に3~6体くらいで行動している事が多い。
機械なので水や電気による外部からの損傷に弱く、宙に浮いているため地属性は完全に無効。硬質なボディに見えるが、物理攻撃に特別強い訳でもない。得意技は放電攻撃と腕部に搭載された銃による中距離射撃。連続射撃に優れる。
しょっちゅう故障するらしく、機械系の中では最弱の部類に入るぞ。
弱点 水・風 耐性 地(無効)
名前 カシマールローク
種族 獣 属性 闇 全長 約2.4m 体重 約310.0kg
イ・グゥの仙岩郷を中心とした山脈地帯に生息するトナカイに似た魔物。
群れを成し、夜間でも危なげなく走り回る。基本的には昼行性だが非常時になれば夜でも活動する。
同系統の魔物の中では気性が荒く獰猛。一度目をつけられると容赦がない。
興奮すると角が影や靄を帯び、角から発生した物質に触れた者に悪夢を見せる。悪夢は眠り状態扱いで、眠っている間は奴の支配下におかれダメージを受けるぞ。
弱点 光 耐性 ‐
名前 イルズィオーンホルン
種族 獣 属性 光 全長 約1.9m 体重 約200.0kg
イ・グゥの仙岩郷を中心とした山脈地帯に生息するトナカイに似た魔物。
涼しい地域に生息しているが、その中で暖かい場所を求めて群れで移動する。主食は植物だがネズミなども捕食するため大人しいとは言い難い。
オス・メスともに存在する角は光を放つ力を持ち、暗い場所でも変わらず活動できるのだ。また、この角は幻覚を見せる作用がある。角の発光具合がネオンやツリーのように見える事から、それ見たさに痛い目を見る被害者もいるとか。
奴の発する光信号を見て幻覚に陥ると混乱してしまうので注意。
弱点 ‐ 耐性 光
名前
種族 人型・植物 属性 地 全長 約0.5m 体重 約35.0kg
イ・グゥの仙岩郷にのみ生息している妖精のような姿をした魔物。頭部が桃に似ていて長い髭がある。髭の長さは年長の証であり、長い程に強い個体だ。
古来より桃の精、または仙人と呼ばれてきた存在である。魔物でありながら人懐っこく大人しい。言葉は話せないが、非常に愛らしい鳴き声を発する。
身の丈に合った錫杖を常に持ち歩き、戦闘時は先端が刃になり槍のように扱う。
近接戦闘もさることながら「仙術」と呼ばれる呪法を用いて戦う様は勇ましい。仙術による減少はバフと範囲魔法(水&地)である。バフ効果時の詠唱速度は高いので注意。
弱点 炎 耐性 水・地(無効)
名前
種族 岩石 属性 地 全長 約2.0m 体重 約400.0kg
イ・グゥの仙岩郷にのみ生息している大岩の魔物。非常に丸い。
時より行く手を阻む(道を塞ぐ)ようにして出没する迷惑な奴。傾斜であろうと転がる気配のない堂々たる様は山の如し。水をかけると途端に動き出して戦闘に突入する。
岩に擬態するのは瞑想状態の時のみ。瞑想するならば岩の如し、をもっとうにしているらしい。一度戦闘になれば鬼の如き戦闘力を見せつけるぞ。
魔法の類は使ってこないが、鉱石を食して活動する影響で恐ろしい程の防御力を誇る。重量も相まって突進による物理攻撃は脅威だ。
武器による攻撃は一桁二桁程度しか与えられない。地属性攻撃を加えると攻撃力と防御力が増してしまう点も注意が必要。
弱点 水 耐性 物理(軽減)・地(無効)
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