かえるの身に起きた恐怖体験

かえるさん

前置き

 お風呂でシャンプーを洗い流した後、目を開けるのが怖いと思ったことはあるだろうか。


 シャンプー剤が目に入るから、なんていう怖さでは勿論ない。


 目を開けて、もしそこに恐ろしい形相の血みどろの逆さ女の顔があったら……?


 実際に顔があったことがある、という人も、きっといるのではないだろうか。


 かく言う筆者は、以下のような経験をしたことがある。


 独居時代、アパートでテレビを見ていて、ふと玄関先に目をやると歩く白い人影のような『何か』を見た。


 うたた寝している自分の周りを、たくさんの子供が走り回っているような感覚を覚えて、目を開けようとしたが金縛りにあい、走る足音と感覚が続いた。


 夜道を一人で歩いていたら、左側から呼び止めるような声がしたが誰もいなかった。


 いずれも全部、気のせいだったり夢を現実と思い込んでいたり、身体の不調などで説明がつく程度の話で、筆者自身もそれで片付けてきた。


 今回は、これまで経験してきた『気のせい』の類の体験の中から一番怖かったものを書いてみることにした。


 実体験ゆえ、オチもない。

 言わば夢オチのしょーもない話になる。


 それでも良い、という方は、次をお読みくださいという長い言い訳です。

  • Twitterで共有
  • Facebookで共有
  • はてなブックマークでブックマーク

作者を応援しよう!

ハートをクリックで、簡単に応援の気持ちを伝えられます。(ログインが必要です)

応援したユーザー

応援すると応援コメントも書けます

新規登録で充実の読書を

マイページ
読書の状況から作品を自動で分類して簡単に管理できる
小説の未読話数がひと目でわかり前回の続きから読める
フォローしたユーザーの活動を追える
通知
小説の更新や作者の新作の情報を受け取れる
閲覧履歴
以前読んだ小説が一覧で見つけやすい
新規ユーザー登録無料

アカウントをお持ちの方はログイン

カクヨムで可能な読書体験をくわしく知る