第3話 その時、セザールとルシファー、そしてヨハネは・・・

 「あのさ、こんなこと、昔は銀河宇宙連合軍を率いていたという将軍さまに、言いたくないんだけど・・・」

と、セザールは今日もシェリーのボーイフレンドのことでかなり不機嫌顔のルシファーに向かって言った。


 「ここ数日の電磁波の異常を何も感じなかったわけ?」


 「なんのことだ?」


 「ここ数日、異常電磁波がひんぱんに発生してた。

あれは明らかに、宇宙船が電磁波の防衛網をかいくぐり地球に侵入したか、誰かがまだ発見されていないワープの穴から、僕のように侵入したかだ」


 「エッ・・・!? 何のことだ?」


 セザールの言葉に、敏感に反応したのは、まだ正式に銀河宇宙連合軍の地球防衛司令官を解任されたわけでは無い、ヨハネだった。

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