第2話 よもぎ大福さんの企画「小説家さんに20の質問企画」への回答の補足

企画主さんに補足をするかもしれませんと言いながら、やるやる詐欺になっていた案件。

補足こそしていますが、詳細は実際に拙作を読んでご確認ください。

最初から堂々と浅ましく宣伝を行っていますが、お付き合いいただければ幸いです。


Q10.自分の小説たちの共通点は?

▶︎「人の幸せとは何か」を問おうとする点。

私が文章を書くにあたっては文学性持つ、つまり、文を書くことで自分とは何か、人とは何かを考えるようにしています。

それをより細かい段階に落とし込んだ時、幸せに対する問いを私は選ぶこととしました。

実際には幸せな人も不幸な人も出てきますが、対比がなければ考えられないこともあり、不幸な人も必要かと思います。


Q14.設定を考えたり、書いたりしている時に気をつけていることは?

▶︎①人間らしさ・弱さを持たせること

超人的な力を持つ存在が何の弱みも持たなければ、観察と共感の対象にはなりえないと考えているため、ここは必ず残します。

奥さんに弱い、人間関係の変化に弱い、難しい話に弱い、など何でもいいので作るようにしています。

【辻杜先生の奴隷日記より引用例】

奥さんに弱い:辻杜先生

人間関係の変化に弱い:二条里君(主人公)

難しい話に弱い:霧峯さん


 ②微に入り細に入る部分は現実に近いものであること

ファンタジーでは世界観を構築する必要が出てくることが多々ありますが、無理をして多くの部分を創作してしまうと世界観の構築だけで終わってしまうので、時短を図っています。

また、あまりにも自分だけで構築しすぎてしまったものは、ほかの人に分かりづらい面も何かと出てきますので、程よい塩梅になるのではないかと思います。


 ③不用意な当て字、ルビ、記号、外来語に依存しないこと

これは高校時代に文芸創作を始めた際に言われたことを守っているだけといえばそれだけです。

ただ、色々な字句を吟味しながら書いていくものですから、こうした語句も吟味の対象に入ります。

三点リーダ(…)や疑問符(?)、ダッシュ(――)などは絞って使用時の印象を高めるか、逆に多用して地の文で強調した時の印象を高めるか――通常は前者を利用しますが――などと考えています。

当て字とルビについては再度自分で読み返した際に恥ずかしくなることが多々あるので避けているという面もあります。

難読文字を利用することはありますが、ルビの利用はあくまでもそうした際の読みやすさへの配慮に留めています。



とりとめもなく書いてしまいましたが、以上皆様の琴線に触れる部分があれば幸いです。

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