07
すると、他の召喚されていた勇者の人たち……二番目さんと同じでぐうたらしていた三番目さんや四番目さんも、なぜだか頑張り始めた。
「負けてたまるか」と言わんばかりに、魔法を極めたり、歴史を研究したりした。
どうしてか分からなかった僕は、五番目さんに尋ねた。
五番目さんは暗記が得意だったので、世界中の重要書類を片っ端から暗記して、王宮にある図書館の司書になっていた。
五番目さんは「自分より格下の相手が良い待遇だから、なにくそと思ったんでしょう」と言ったけど、やっぱりよく分からなかった。
するといずなが「なら最初から自分を下げるような事しなきゃいいのに」といった。
大人の事情はよく分からない。
僕達も負けてられないぞ、と小屋をぴっかぴかにしたら、兵士さん達に褒められた。
病気になる鳩や鳥が減ったおかげで、ゼンセンで戦っている兵士さん達にしっかりとお手紙が届くようになったらしい。
新規登録で充実の読書を
- マイページ
- 読書の状況から作品を自動で分類して簡単に管理できる
- 小説の未読話数がひと目でわかり前回の続きから読める
- フォローしたユーザーの活動を追える
- 通知
- 小説の更新や作者の新作の情報を受け取れる
- 閲覧履歴
- 以前読んだ小説が一覧で見つけやすい
新規ユーザー登録(無料)
アカウントをお持ちの方はログイン
ビューワー設定
文字サイズ
背景色
フォント
組み方向
機能をオンにすると、画面の下部をタップする度に自動的にスクロールして読み進められます。
応援すると応援コメントも書けます