04
飼育小屋のお仕事は、簡単そうに見えるけど、とても大変だ
小屋の隅々まで掃除して、エサを補充して、小鳥の体調をチェック。怪我をしていたり、具合は悪そうな鳥がいたら獣医さんに見せてあげなきゃいけない。
一週間ほど仕事をしたら、お駄賃をもらえた。
大人の人ほどじゃないし、お菓子を買うくらいのお金しかないけど、働いてお金を得たのは初めてだったのでいずなと二人で喜んだ。
その日の夜は、初めてのお駄賃で何を買うか話し合った。
元の世界だったら玩具とかゲームなんて答えてただろうけど。
この世界にそれがあるのかわからなかったので、結構悩んだ。
使い道は保留。
小屋の仕事をこなしていくと、鳩や鳥たちが芸を覚え始めた。
この世界の鳥たちは、僕達のいる世界の鳥たちよりちょっとだけ頭がいいらしい。
わっかくぐりとか、鳴き声合唱とかしてっていうと、やってみせてくれるようになった。
一列になって飛んだり、まとまって飛んだり、急降下したりする指示もだせるようになった。
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