『小さなお話し』 その221………『くまさんの宣戦布告』

やましん(テンパー)

『くまさんの宣戦布告』


ごき少佐


 『大将、たいへんごき。』



ごき大将


 『なんだ。目のいろ変えて。』



ごき少佐


 『世界くまさん連合会が、人類に宣戦布告したごき。さらに、各地のごきに、連帯を呼び掛けているごき。回答なき場合は、人類と仲間と見なす、と。か。ごき。』



ごき大将


 『はあ。そりゃあ、大変だね。』



ごき少佐


 『あ、あまり、大変だごき、では、ないような?』



ごき大将


 『いまに始まったはなしではないごき。ここんとこ、毎年ごき。森に食べ物が少なくなっているごき。我々の本拠地も、本来は森だごき。しかし、人間にくっついてるほうが、生き残れるごき。でも、くまさんは、おおきすぎごき。』



ごき少佐


 『では、いかに、すべきか。お教えいただきたい。ひとには、怪我人多数、死者も出ていて、まさに、全面戦争寸前です。というか、ごき、殴り込んだくまさんも、多くは殺されているごき。事実上、戦争状態ごき。』


 

 ごき大将


 『ならば、まず、全くまさんで、国会を占領するごき。また。一方で、くまさんの意見を優しく伝える、グループが必要ですごき。くまさんを、あかるく、やさしく、あいらしく、宣伝する、くまさん寄りの人と、優秀な、コンピューターが。そいつは、人間がやるしかないな。しかるのち、くまさんを、応援する人間を増やすのだ。で、森を豊かにする。』



ごき少佐


『なんか、ごきより、効果がありそうな。』



ごき大将


『まな。われわれは、人間に近すぎる。しかし、これもまた、生き残る戦略だ。人穴に入らずんばごきを得ず。くまさんもまた、しかり。やむを得ない戦略である。』



ごき少佐


『で、どうしますか?』



ごき大将


『なにを?』



ごき少佐


『返事ですよ。』



ごき大将


『健闘を祈る。と。あとは、人に任せておけ。君ごき危うきに近寄らず。くまさんは、なかなか、家の中までは入りにくい。ちいさいからな、特に、このくにの民家は。』


ごき少佐


『はあ、了解であります。・・・・(やはり、クーデターしかないか。)』



ごき大将


『・・・・・(ふん、くまさんとは、なかよしだもんね。)』……………(え❗(やましん))






・・・・・・・・・・・・🏡 ≦ 🐻

 



 


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