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  • 第1話への応援コメント

    はじめまして、自主企画経由で読ませていただきました。

    まさか漢詩の作品がカクヨムでも読めるなんて……! と画面の前で興奮してしまいました。といっても決して詳しくはなくて、学校の授業で習った程度の知識しか持っていないのですが(汗)。
    ですが、漢詩の、広大な大地を思わせるような、少し乾いたような表現がとても好きで。作者様のこの作品もその雰囲気を十分に持っていらっしゃって、読んでいてとても嬉しかったです。

    中でも「冷雨地を叩きて小穴を穿ち 烈々の炎陽遙千里を枯らす」という表現がとても好きで、唸ってしまいました。穀物が採れない乾いた大地に降る雨と、容赦なく照る太陽――表現している言葉は簡潔にもかかわらず、厳しい自然の情景と困窮に喘ぐ民たちの様子が立ち上ってくるかのようでした。

    また、作品の最後の締め方も素敵ですね。かつての国の繁栄を偲んで、この漢詩を詠んだ「誰か」。この作品を描いた作者(という視点)が最後に挟まってくることで、作品全体をまた読み直したくなります。最初は第三者(神様)の視点で、広く世界を感じながら読みましたが、二度目に読んだときは、その名も無き詩人の視点が挟まるせいか、同じ言葉であってもどこか悲哀を帯びて感じられて。構成の妙ですね……!

    だらだらと書いてしまってすみません。素敵な作品を読ませていただき、ありがとうございました!

    作者からの返信

    ご感想、ありがとうございます。
    お察しの通り、この作品は漢詩ではなくあくまでも「漢詩風」に過ぎません。
    私は漢詩の持つ簡潔で、しかしながら深い情緒をもつ表現を、上手く日本語に表現したくてこの作品を書きました。
    なので、表現にはかなり気を使いましたので、喜んで頂いてとても嬉しいです。
    今後とも、どうぞ宜しくお願いします