市販のチョコで、誰かを救う。
@noritaka1103
第1話 ピンチはチャンス
上司に怒られ、部下には小馬鹿にされる日々を過ごす。
ミスをした自分が悪いのは百も承知。
ミスの大きい小さいなんて、取引先の人にとっては関係ない話だ。
毎日、ツラいと感じつつも同僚などに弱い所は恥ずかしくて見せられないと思い、隠しながら過ごしている。
鬱憤の解放はいつも、SNSで。
そんなある日、いつも通り大好きなチョコレート菓子を安いスーパーで購入。
家に帰って、夕食後におやつとして食べる。
不摂生な生活と言われれば確かにそうである。
チョコを食べて、横になりながらSNSで他人の様子を見る。
全くの赤の他人のSNSを覗いても何の面白みも無いが、たまに共感しちゃう時もあり、同じ事を思っている・感じている人がいるんだな。とちょっと嬉しい気分になることもしばしば。
そんな中、家の外から「誰か助けてー!落ちる!」という悲鳴が聞こえたように感じた。
ただ、外は夜で真っ暗。どこから助けを求めているのか分からない。
とりあえず、耳を頼りに声の方向に向かって走った。
走り出した直後、身体がフワリと浮き「う、うん?なんで飛んでるんだ?幻聴か?いや、現実だよ。風を切っている…。」
最初は困惑したものの、瞬時に今の状況を把握した。
むしろ、なんで瞬時に現在の状況を飲み込めたのか自分でもよく分かってない。
とりあえず、飛んでいる状態のまま、上空を飛行し、助けを求めている人の元へ飛んだ。
そして、要救助者の手前あたりで着陸してその人を救った。
念のため、救急車も手配して怪我等をしていないかを救急隊に確認してもらい、その場を去った。
そして、再び離れた場所から飛び、家まで帰って、即就寝した。
飛行ってかなり体力を使うと痛感した一日でもあった。
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