202010 ジャパロボ チーム祐奈 6

渋谷かな

第1話 チーム祐奈6

「東京都代表の5人目・・・・・・ここからが本題です。」

 遂に会議に緊張感が走る。

「zzz。」

 祐奈は寝ている。

「起きてください!? 祐奈教官!?」

「いつもの癖で。アハッ!」

「これも作品のクオリティーです。」

 掴みはOK。

「5人目も現在、正体不明機です。」

「こいつは!? 私が代々木タワーで遠距離狙撃をしている時に、レーザーを放ってきた奴だ!?」

 会議室に映像が映し出される。

「レーザー砲というより、侍タイプのジャパロボだな。」

「ということは!?」

「レーザーというより、斬撃でしょうね。飛ぶ斬撃。」

「飛ぶ斬撃!?」

 飛ぶ斬撃に衝撃が走る。

「飛ぶ斬撃なんかできるものなのかい?」

「ビームサーベルやライトセーバーなんかは昔からあるわ。ビームライフルやレーザー砲としてエネルギーを飛ばすことは可能だけど、剣やソードとして、レーザーを飛ばすのは、まだまだ開発中のレベルね。」

「それとも誰かが開発に成功したのか?」

 正体不明のジャパロボの機体に謎が深まるばかりだ。

「東京都代表の5人目のパイロットの名前が・・・・・・小池麻理子。普通の日本人ね。」

 5人目の東京都代表の名前が決まった。

「もしかしたら所属や開発機関が違うのかしら?」

「大日本帝国自衛隊と違うとなると考えられるのは・・・・・・都庁ジャパロボ開発機関!?」

「でも、あそこは張りぼての天下り先でしょ?」

「でも予算はある。新しいジャパロボを開発するのは研究機関が必要だ。できそうな所といえば、東京都くらいしかない!?」

 国以外のジャパロボの開発機関が新たに登場する。

「なんだか雲行きが怪しくなってきましたね。祐奈教官。」

「zzz。」

「大切な話をしている時に寝ないでください!?」

 祐奈はよく寝る良い子です。


「麻理子。よくぞ全国ジャパロボ大会の出場を決めてくれた。」

 その頃、都庁の都知事室。

「大江都知事のお役に立てて光栄です。」

 東京都知事の大江百合子と全国ジャパロボ大会の東京都代表の小池真理子がいた。

「これで多くの補助金が国から貰えるだろう。もうジャパロボの最先端開発技術は自衛隊ではないということを教えてやる! ワッハッハー!」

「自分では戦わないくせに。」

 真理子は都知事のことを良く思っていなかった。

「なんか言った?」

「言ってません!? 都知事! 万歳! 万歳! 万々歳!」

「そう。私は偉いのよ! オッホッホー!」

「はあ・・・・・・。」 

 疲れる麻理子であった。

 つづく。

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