第2話 2019年10月29日(金) 第734回放送分

・第734回放送分オープニングより

「なんか、番組十四周年なんでなにかお祝いみたいな話を本番前にプロデューサーからされたんですよ。じゃあさ、お願いしていい?虫歯直して(一同笑)。もう、ほんと辛くてさ。もちろん本当は虫歯じゃないんですよ。俺の気のせいですから、正確には『歯が痛い痛いシンドローム』なんですよ。症候群ですから。だから俺の歯はほんとは健康そのものです。だから、必要なのは歯医者じゃなくてカウンセラーだと思うんですよ。そのカウンセリングに通う金をお祝いにください…スタッフ全員がはいはいみたいな顔するのすっごい腹立つわ!俺がこんなに苦しんでるんですよ!パーソナリティの苦しみはスタッフの苦しみでしょ!呉越同舟でしょ!みんなも今すぐ珈琲に砂糖十杯くらいいれてがぶ飲みしろよ!…ごめん大声出したら染みたわ(作家爆笑)。うわー、本気で歯医者行かないといけないよね。割と真面目に仕事に支障でそうなんですよ。レコーディングとか論外な気分ですから。行きたくねーな歯医者。」


(2020年10月30日7時00分更新分ネットニュースより抜粋)

 ・突然死からまもなく一週間、フールス古谷未だに遺族も見つからず

 ミュージシャンでタレントのフールス古谷だが、死の発覚から一週間近くたった今でも未だに事件の行方は不透明で各方面に波紋が広がっている。公表された死因は睡眠薬の過剰摂取で、捜査関係者によると「十中八九自殺で間違いないと思う。ただ現場からは遺書などが見つかっていないため慎重に捜査を進めている」とのこと。

 一方古谷の遺体だが現在も同居していたはずの配偶者が見つからず、健在なはずの両親とも連絡がとれないという。「このままでは葬儀も出せない」と事務所スタッフもこぼしている。


(2020年10月30日20時00分更新分ネットニュース掲載コラムより抜粋)

 ・深夜ラジオの人気パーソナリティ怪死から一週間、漏れ聞こえる衝撃の事実

 このコラムでも以前インタビューさせていただいたミュージシャンのフールス古谷さんの突然の訃報に驚いたのが先週の事。それから一週間経ちましたが以前死の真相は分からず、取材する方も困惑しています。

 フールス古谷さんが関東ラジオで深夜の三十分番組を始めたのが2005年の事。それからわずか半年後には局の改編により深夜帯の帯番組の金曜パーソナリティに抜擢。その番組帯が一年で消滅するというアクシデントにもかかわらず、自身の番組「フルフルフライデー」自体は継続し実に十五年も続く人気番組になりました。

 自身が売れないミュージシャンである事を逆手に取ったような過激な内容や日々の事を全て笑い飛ばすようなフリートークが若いリスナーを中心に広い層に受け入れられ、番組は過去いくつもの賞を受賞しています。

 そんなフールス古谷さんですが過去のインタビューを見返すと自分はいつ死んでもいい、いてもいなくてもいいような小さな存在だから好き勝手に出来る、という趣旨の内容を冗談交じりにですがおっしゃっていたのが印象的でした。一部では自殺とも報じられていますが、ラジオの人気者にしか分からない苦悩などがあったのでしょうか。

 しかし取材の中ではフールス古谷さんの家からは家族の痕跡がない、それどころか古谷さん自体の身元を証明する物も何も出てきていないという信じられないような話も出てきています。大の病院嫌いであることを何度もラジオでもネタにしていた古谷さんですが、まさか本当に保険証も持っていなかったというオチでしょうか。

 一方ツイッター上ではラジオ番組のリスナーたちから「古谷の死が受け入れられない」「これも番組の悪ふざけの一環ではないのか」「お別れ会を開いて欲しい」など意見が錯綜しています。若者に絶大な人気を誇っていただけにショックはまだ続いているようです。

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