●長編01「ダメ×人×間×コン×テス×ト」170311~171024(30.78万字)


 gaction9969として初めて書いてUPしたのがこの「ダメ」ですね。「小説家になろう」のサイトにある日ふと辿り着きまして、自分も何か書いてみようと、本当にふと思ったことがきっかけになります。


 ここでふと思い立たなければ多分今の今まで小説を書くということをここまではやっていなかったんじゃないかと思うと、まさに運命……(それほど?) 


それまでにも小説らしきことは書いてました。それこそ小学生から大学生に至るまで。家にあった五インチのぺらぺらフロッピーディスクのOASYSワープロ(黒画面に緑の文字)で書いていたのが原体験として残ってますね。それから少し小さくなった3インチフロッピーの白黒ワープロでごちょごちょ書いてはいましたが、まあ遊びと言うか「小説ごっこ」みたいな意味合いが強かったと思います。


 書いていたのは全十三部からなる大長編……「FATES」と名付けた剣と魔法の異世界ファンタジーものです。もちろんその壮大な構想の2%くらいしか書き切っていないままでしたが。私ら世代にもはや厳然と刷り込まれているのが「ドラゴンクエスト」と「ファイナルファンタジー」なんですよ。しかもファミコンを買ってもらえない家庭でして、その分、引き込まれました。友達の家でずっとやってたり。その世界観を多分に借りながら、自分だけの「世界」をノートにちまちまと書き綴っていたのが小学校低学年くらいからで、それを物語として書けないかと始めたのがきっかけです。ワープロという玩具があったというのも大きかったかと思います。


 設定だけがどんどん膨らんで、実はその時のノートは今も持っています。さらに人名は今書いてる「ヅオンさん」でも借りて使っていたりします。ありがたや。他にも「(ハードスクラブルfor the)ハイ×クロス×ブリッ×ダー」という作品も書いたんですが、これはもう「FATES」から設定・キャラクターを全部持って来て、さらには冒頭部分は当時書いていたものをそのまま使って、まさに昔の自分と今の自分のハイブリッドで作られていたりします。お恥ずかしい。詳細はのちほど語りたいと思いますが、話を戻すと、そこから離れて何か新しいのをせっかくだから書こうと思い立ったのですな。


 最初に浮かんだのは、いま現在「プロット不要論」をぶち上げている私からすると珍しく構想を練っていた記憶喪失モノ……「いつか、俺が俺を好きであるとき」だったんですが、まあ冒頭書いてから全然進まない。他にないかな、と考えてたところに、ほんのちょっとしたアイデアとしてあっただけの「ダメ」が思い浮かんだのです。「鳥人間コンテスト」から着想を得て(それほど?)、思い浮かんだ「ダメ人間コンテスト」(ありがち)……


 「ダメエピソード」を撃ち合って、敗者には電撃が流される……それだけで果たしていけるのか、当時の自分に問いたいところですが、「アッサラーム!アライくん」という思い浮かんだタイトルだけで長編を書き始めてしまうという、割と今もそんなところあるので聞いても聞き返されるのがオチですな……変わってねへぇ……


 当初の主人公はアオナギでした。でも汚らしいおっさんが、て流石にいかんよな……と思い、第一話を書こうとする土壇場で生まれたのが「少年」こと、ムロトくんだったわけです……


 これがもううまくいってくれました。傍観者的立場のムロトが、読者も作者も(!)未知であるところの「ダメ」関連の諸々につっこみをかましながら、巻き込まれていく……常套ではあるものの、非常に書きやすかったです。


 ただ本作最大の「どんでん返し」であるところの(と私は思ってますぞ!)、ムロトの性別についてはかなり後半までどうしようか迷っていたところはありました。いちばん最初からそうしようとするならそうしようと思っていたのは確かなんですが、明かされるその時まで、どちらとも取れる書き方を心がけていたと思います。告白した同じ学科の女子に「友達としか見れない」と言われたり、仙台へ赴く際のトイレ描写で座っていたり、仙台ホテルの温泉で初摩アヤと出逢うのですが、そこは苦しまぎれに「混浴」にしたりと、割と気を遣って書いていたなと。


 お話自体も、どこで終わるのか、はっきりとは決めていませんでした。いちばん短いので溜王戦にこれから挑もうというところで終わろうとか(まさにの俺たちの戦いはこれからだエンド)、予選準決勝で敗れて終わりとか、決勝最終戦で惜しくも敗れるとか、いろいろ迷っていた部分はありましたね……結果は優勝(?)というところに着地したのですが。


 ともかくwebで投稿して、というのが初めての経験でして、最初のうちは何も反応リアクションもらえずともよく毎日書いていたな……と感心します。そのうちだんだん感想やレビューを書いてもらったりして、それが非常に嬉しく励みになりました。特に始めて三か月くらいで長文の感想をいただいた時には、何回も読み直しました。これはほんと、これでしか得られない喜びですよね。今もいろいろメッセージをいただいており、すごい感謝してますのよおほほほほ……(マダムなの?


 「一日1000文字」、を目標に、仕事でいやな事があっても、飲み過ぎて酔ってぐわんぐわんの時も、ほぼほぼ毎日書き連ねた30万文字7か月余りの、私の魂の迸りですぞ……ッ!!


 全・原点がここにあると言っても過言ではない……こ、これは読むしかねへぇ……(宣伝★下手


【真説】ダメ×人×間×コン×テス×ト×01

https://kakuyomu.jp/works/1177354054888570705


【最終決戦仕様】ダメ×人×間×コン×テス×ト×01×to the Vic2ory

https://kakuyomu.jp/works/1177354054888963280


 の、二分冊(?)化されて現在カクヨムには挙げさせてもらっとります。「ダメ」シリーズはもうずっと三年半くらい書いていますが、そろそろ「3」も終わりますぞな!! これにて「ダメ」は終了と思っとりますので、読み始めるならば今が好機……ッ!!(そうかな


 gaction創作論その1:「プロット? あるに越したことはないよね、でもそれを超えるのは間違いなくその場その場のリビドーなんだよね。好きなことを好きにやってんだから、好きに展開させたらいいと思うよ?」(なにその上からェ……


 続きますぞ! 望まれていなくとも!!(鋼の★メンタリスト

  • Twitterで共有
  • Facebookで共有
  • はてなブックマークでブックマーク

作者を応援しよう!

ハートをクリックで、簡単に応援の気持ちを伝えられます。(ログインが必要です)

応援したユーザー

応援すると応援コメントも書けます

新規登録で充実の読書を

マイページ
読書の状況から作品を自動で分類して簡単に管理できる
小説の未読話数がひと目でわかり前回の続きから読める
フォローしたユーザーの活動を追える
通知
小説の更新や作者の新作の情報を受け取れる
閲覧履歴
以前読んだ小説が一覧で見つけやすい
新規ユーザー登録無料

アカウントをお持ちの方はログイン

カクヨムで可能な読書体験をくわしく知る