寿司を腹いっぱいファルナたちと食べる手巻き寿司とかプリンとか
「ファルナ!! 手巻きずしが食べたくないか?」
「なんだ、いきなり?」
「手巻き寿司だよ旨いぞ?」
「私は豪華なまた北陸の金沢の寿司屋に行きたいのだが……」
ファルナの機嫌が悪い。世間はモンスターがあふれ出て、緊急事態の要望で外出が規制されているようだ。
だがファルナがモンスターを退治しているのだが、俺も一応手伝っている。
「およびですか、ご主人様??」
ジュアンだ。魔本のジュアンが現在では立派なメイド魔法使いに成長した。
メイドであり魔法使いだ。
もともと本であるジュアンが俺たちのもとにやってきたのは幸いである。
これは一台遷宮のチャンスだ。
そえだけ、これは重要なファクターなのだ。
俺は手巻きずしを作るために、いつもより奮発した。
みんなも呼ぶか…今日はパーティをしよう。
◇
夕刻、ファルナとジュアンと買い出しに行き、そこでネルコと邪神様とレメールとカリナとエミルが来ている。
レメールはがおおと鳴いている。
「くうたはレメールと一緒に食べたくないのか?」
ネルコ・デ・ランデブーのイギリスの王妃のようなその出で立ちで俺を誘惑してくる。
「くうた様は私とお菓子を食べないのはいささかなのでしょうかね? なんて無し無しw くうたはわたくしの大事な将来の料理人なのだから」
邪神様がぼーとしている。
「邪神様は何しているんだ?」
「ごはん食べたいから手伝う」
邪神様はかなりののんびり屋さんだ。だからかなりマイペースのようだ。
カリナとエミルは双子の姉妹のように息がぴったりだ。
俺に差し入れを持ってきたらしい。
「そこのいつものスーパーで手羽元と豚ロースのブロックとクジラ肉買ってきたぜクウタ」
「クウタさんはいつも最高の料理人です。食べちゃいたいくらい」
しかしここでファルナが襲来してかなり怒っている。
「なんであんたはそうやってこいつらと仲良くしてデレデレしちゃって…イライラするもん」
ファルナがなんだが凄く愛おしい。けど凄くみんなのために料理を作ろうって気がしてきた。
さあ作るぞ。手巻きずしを。
俺は手巻きずしを作った。
買ってきたのはまぐろ、サーモン、ブリ、イカ、タコ、かんぱち、ネギトロ、うに、あわび、とびっこ、白エビにタラの白子だ。
それらと納豆にキムチとか家にある作り置きのえだまめとかうにくらげとかかにかまにちくわにイカの塩辛とか色々と使った。
のりはこだわっていつもの普通のやつにしといた。有明海で取れる普通の国産の良いやつを。
さらに韓国産ののりもいけるので買っておいた。
さらに酢にもこだわりが、米酢にしといた。
そして自家製の酢飯を作り。みんなでうちのファルナが作り出した最近改装したファルナ―ド星魔空間に移動してみんなでごちそうとなった。
そこでは無限の食欲でいくらでも食べれるし、いくら食べてもお腹があまり膨れないのだ。
本当にファルナには感謝している。
寿司を腹いっぱい食べるという欲望は満たされたが、ネルコがそのあとお菓子作りをしようと言ってきた。
「クウタ様、このネルコ・デ・ランデブーが考察する中、プリンを作りたいと所望するのですが?」
「プリンか…あれって意外とむずいんだヨな…まあ俺なら造作もないけど」
そしてプリンをレンチンして作った。
幸いにも電気はファルナの魔法で魔力駆動なので電気代がかかることはなかった。
しかもファルナ―ド星魔空間では現実の俺が使用する家電を使用し放題という状態を起こせる。
だからもっとたくさんの量の卵が必要だからスーパーで5パックぐらい買っておいた。
卵の値段も上がったからな今では5パックで1250円ぐらいするし…なんていうか高いな。
さてとレンチンして作ったプリンは美味いかな?
俺はみんなで食べる前に味見したが砂糖の量を絶妙に加減したせいか蒸しプリンの味がないバージョンというか甘みが少ない感じになった。
それでいて、もう少し蜂蜜とかいれるとかして工夫したかったが。
みんな涙を流して食べていた。
「そんなにうまかったのか?」
「だって……魔界では異世界ガンダーレではもう卵食えないもん」
カリナが衝撃的な発言をした。
どういうことだ? 卵が食えないだと?
「にわとりがいるんじゃないのか?」
「にわとりなんてもうとっくにいないんだよこの世界にはにわとりがいていいよね」
カリナが悪態付いたように言う。
「ちょっと言いすぎ……お兄ちゃんごめんね…わたしが壊したんだよ世界を」
邪神様が少しだけ御免という感じで喋っている。
どういうことだ?
「それは私が話そう過去の話しだ」
ファルナがなんかいつにもまして真面目だ。
俺はファルナの話しを聞くことにした。
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