ロケ地案内(1)

 『月夜の理科部』をお読みいただきありがとうございます。


 ここでは、本作で取り上げたいくつかの話題について、インターネットで行ける〈ロケ地〉をご紹介します。



 ―――― 第1夜「理科部と天文部」 ――――


【インターネット天文台】 https://www.hosizora.miyakyo-u.ac.jp/telescope/

 ネットから覗ける天体望遠鏡って、本当にあるんですよ。ウェブカメラだったりするものは画像は「……」ですが、月3000円くらいから本格的な望遠鏡を有料で使えるサイトもあります。リンク先は宮城教育大学さまのインターネット天文台の紹介ページです。


【苗村鏡】 http://www.eonet.ne.jp/~namurakyo/

「なむらきょう」と読みます。苗村敬夫さんという有名な方(嶌田はネットサーフィンで巡りあうまで知りませんでした(汗))が作られている天体望遠鏡の鏡面です。知る人ぞ知る、高性能な鏡らしいです。初稿にはあったのですが、マニアック過ぎたので本編では割愛しています。月ノ波高校ツキコウの望遠鏡は50センチ「苗村鏡」だという設定です。自己満足です。はい。



 ―――― 第2夜「秘密と秘密」 ――――


【月面基地】 https://spaceinfo.jaxa.jp/ja/moon_base.html

 取材に行けないので、想像で書いています。月面基地は建設地がどこになるかさえ、いまはまだ、決まっていません。でも、おそらく地球との通信は必須なので、嶌田は地球から見えている面のどこかにあるとして作中では描いてます。極が有力候補のようです。


【月と地球のレーザー通信】 https://wired.jp/2013/10/25/nasa-internet-laser/

 月にレーザー光線当ててるってだけで、なんかすごくないですか? 理系男子というか、小学生男子、こういうの好きそう。嶌田はリンク先にある写真や、すばる望遠鏡から発射される赤いレーザーの写真などを参考にしています。



 ―――― 第3夜「王子と姫」 ――――


【エンケギャップ】 https://astro-dic.jp/encke-gap/

 土星の輪のうち、いちばん外側のAリングにある間隙の名前だそうです。カッシーニギャップ、というのもあるそうです。へぇー(遠い目)


【バンドギャップ】 https://www.hitachi-hightech.com/jp/products/device/semiconductor/properties.html

 これは、半導体物理の言葉ですね。実際のすき間ではなく、電子のエネルギー構造にあるすき間。イメージです。


【SSH(スーパーサイエンスハイスクール)】 https://www.jst.go.jp/cpse/ssh/

 文部科学省から指定を受けると、その高校では独自カリキュラムで授業をしたり大学との連携をする際に、いろいろな支援がなされるという取り組みです。



 ―――― 第4夜「月と地球」 ――――


【半地球】 https://www.youtube.com/watch?v=PfzARoGbuvo

 地球から見た月が半月のとき、月からみた地球は半地球になっています。ただし、月から見る半地球は動かず、登ったり沈んだりはしないそう。リンク先の動画で反地球が登ってくるように見えるのは、撮影した衛星が動いてるからです。


【月面ローバー】 https://moonstation.jp/faq-items/f616

 これは、いろいろなタイプのローバーが考えられそうです。本作では、月面ローバーのほかにも、自律して動き回る火星ローバーも参考にしています。


【月面望遠鏡】 https://gigazine.net/news/20200410-nasa-lunar-crater-radio-telescope/

 マンガ「宇宙兄弟」でも出てきましたが、結局のところ、まだ建設場所も未定なので、半分以上は妄想で書いてます。


【和栗のモンブラン】 https://obusedo.com/suzaku/

 長野の小布施堂の「栗の点心朱雀」のモンブランバージョンのイメージです。すてき。月面建築に、こんなモンブランみたいなのがあったらユカイだな、と思って眺めていました。



 ―――― 第5夜「ババロアとぜんざい」  ――――


【抹茶ババロア】 https://www.itoen.jp/recipe/detail.php?id=103

 ちょいちょいアクセントとして登場する抹茶ババロア。結構かんたんにつくれるのでおすすめです。リンク先はお茶の伊藤園さんのレシピのページです。さすが。


【おおぐま座の二重星】 http://www.astron.pref.gunma.jp/gallery/mizar.html

 おおぐま座にある二重星はけっこう有名で、目のいいひとなら分離して見えるそうです。嶌田は近眼で乱視なので、論外ですが。

 じっさいに、望遠鏡で見せてもらったことがあり、「おお」と思いました。


【おおぐま座47番星】 https://www.nao.ac.jp/news/topics/2015/20151215-nameexoworlds.html

 主星(太陽系で言う太陽に相当する中心にある恒星)です。チャラワンという名前がつけられています。公式に天体の名前を付ける権限は国際天文学連合(IAU)が持っています。チャラワンというのは、リンク先にあるキャンペーンで、投票によって選ばれたものだそうです。



 ―――― 第6夜「来週と来年」 ――――


【東京テレポート】 

 駅名かっこよくないですか? りんかい線という大崎から地下に入っていって

 お台場までいく地下鉄(?)の駅です。お台場のど真ん中に出るので、フジテレビや、ビーナスフォート、ダイバーシティどこでも歩いていけます(逆に、どこに行くにもそれなりに歩く……)


【日本科学未来館】 https://www.miraikan.jst.go.jp/

 未来館の並ぶ一帯、好きなんですよね。あんまり観光とかでは降りない駅だとおもいますが、ゆりかもめの「テレコムセンター」駅からみると、未来館の前の中央広場のむこうに東京のビル群と、レインボーブリッジ、それに東京タワーなんか見えたりして、なんだか得した感じがします。


【望遠鏡の利用申請】 https://www.subarutelescope.org/Observing/Proposals/Visit/procedure_j.html

 月面望遠鏡がほんとうに完成したら、どういう利用体系になるんですかね。楽しみです。リンク先は、ハワイ島に日本が建てたすばる望遠鏡という大型の望遠鏡の利用手順です。あ、もちろん嶌田は利用したことないですよ。勉強勉強。



 ―――― 第7夜「泥舟と宇宙船」 ――――


【5連振り子】 https://www.roomie.jp/2018/08/442842/

 理科室で見たことのある方も居ると思います。5個の銀の玉がカチカチとなる、あれです。「ニュートンのゆりかご」なんていう素敵な名前もついてるんですね。知りませんでした。


【ブラックホール】 https://www.astroarts.co.jp/article/hl/a/10584_blackhole

 ブラックホールは、子供から大人まで人気の、ほんと魅力的な天体ですね。最近も、リンク先のような直接観測(といっても「シャドウ」という影の観測ですが)とかブラックホール連星からの重力波の観測とか、いろいろな新発見があるみたいですね。そういえば、今年のノーベル物理学賞もブラックホール関係でした。


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