天と地の間で双六する
「あなたたちは死にました。ここは天と地の間の世界です」
アリスと名乗った女が淡々とした口調でそんなことを言い出した。
どういう意味なのだろうかと俺は礼於のほうをみるが、彼もなんのことかわかっていないらしく首を傾げている。
「もう一度いいます。ここは天と地の間の世界。あなたたちは死にました。けれど、完全な死というわけではございません」
「どういう意味ですか?」
俺たちのすぐとなりにいた男が尋ねた。
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