初恋に送る手紙

母が死んだ。まだ36歳という若さでまだ中学生の僕や妹をおいて死んでしまったのだ。


それから葬儀をすませたある日のこと、母の遺品を整理していると一枚の手紙が出てきた。 


母の字だ。


母の字でかかれた宛名は父へのものではなく、別の男性の名が書かれていた。


僕はなんとなく手紙をあけて読んでみると、それには母の淡い恋心が書かれたラブレターだった。


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