ウィザード~特殊怪奇捜査部~
電車の中には老婆と寄り添うように座るふたりの少年のみ。
老婆は思わず少年たちに話しかける。
「坊やたちはどこにいくんだい?」
そう尋ねるとよく似たふたりの片割れが窓の向こうを指さしながら「向こう」といった。
老婆は少年の指差したほうをみると、そこには青空が広がっているだけだった。
「空のむこうかい?」
もう一度少年たちを振り返ると、そこには少年の姿はなかった。
シートには白と黒の羽だけが残されているのみだった。
新規登録で充実の読書を
- マイページ
- 読書の状況から作品を自動で分類して簡単に管理できる
- 小説の未読話数がひと目でわかり前回の続きから読める
- フォローしたユーザーの活動を追える
- 通知
- 小説の更新や作者の新作の情報を受け取れる
- 閲覧履歴
- 以前読んだ小説が一覧で見つけやすい
新規ユーザー登録(無料)
アカウントをお持ちの方はログイン
ビューワー設定
文字サイズ
背景色
フォント
組み方向
機能をオンにすると、画面の下部をタップする度に自動的にスクロールして読み進められます。
応援すると応援コメントも書けます