チナチナマジック~帰り道には気をつけて~

千佳はいつのまにか独りぼっちになってしまっていた。


ほんの少し前まではもう一人だれかがいたのにもうここにはだれもいない。


一人で公園の地面に絵を描きながら、一人でブツブツとつぶやいていた。


「チナチナマジック」


それはなにかのアニメでみた魔法少女の唱える呪文だ。そのことは覚えているが、どこで見たのかははっきりしない。


 木の棒で地面に描くのは、一つの円。その中に五芒星というシンプルなものを描いていた。





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