リカの初恋

リカはいつもそこにいた。


いつも窓際で佇んでいて、僕に微笑みかけていたんだ。


リカの茶色の長い髪が外から吹き付ける風にのってユラユラと揺れている。


なんて美しいのだろうか。


その笑顔も美しいストレートの髪も


リカのすべてがぼくの虜にさせていった。


リカはぼくにとっての初恋だった。


ずっと、ぼくのそばにいると思った。



けれど、


彼女は忽然とぼくの目の前から消えた。

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