第6話 六
ミミリィのお部屋に二人きりでいるミミリィとグリマルは
一応、恋人同士ではあるし、同い年で貴族なのですが
本当に何もないまま終わると言うのは些か可笑しいし、
何かが起こりそうな感じです。
とりあえず、ミミリィはベッドに腰を下ろして座ると
グリマルはベッドに座る訳にもいかないので
床に腰を下ろして座るのです。
ミミリィはベッドに座っていて、グリマルは床に座っているのですが
特に会話がなくて静まり返っているのですけど、
ミミリィにしてもグリマルにしても会話をしないのです。
そうしているとミミリィが下に穿いているモノの裾を持ち上げて
穿いている黒のショーツを見えるようにしていると
グリマルはミミリィの穿いているショーツを凝視しており、
ミミリィはニヤニヤとしているのです。
そのままミミリィは同じ動作をしていたら、行き成り
グリマルは腰を上げて立ち上がるとミミリィの傍まで
行き、ミミリィの唇に唇を重ねてキスしているのです。
「ミミリィの唇って柔らかいな」
そう言うとミミリィは怒りに満ちていまして、
ミミリィは腰を上げて、ベッドから立ち上がると
グリマルの頬に平手打ちするのです。
「いてっ、何をするんだよ」
「私にキスしてさ、何様のつもりよ」
「俺様だな」
「…………」
ミミリィはもう一回グリマルの頬に平手打ちするのです。
「痛いだろ」
「ざまぁ見なさいよ、お馬鹿さん」
「お馬鹿さんってキスくらいいいじゃないか、恋人だろうが」
「恋人でもキスする時は私に許可を取って下さい」
「おいおい、キスするのに許可がいるって
可笑しいだろうが」
「可笑しくありません、キスしたいなら許可を取って下さい」
「こんなのは恋人じゃない、絶対違うよな」
「あはははは、そうね、そうかもしれないね、あははははは」
そうミミリィが笑っているとグリマルはヤバイ事に
気が付いて、このお部屋から出ようとしているのでして、
扉を開けようとすると開かないのです。
「くそっ、何故だ、開かないぞ」
「あはははは、グリマルはもう逃れる事が出来ません」
「如何いう事だ?」
「こう言う事よ」
そう言うとミミリィはグリマルに抱きついて、
そのまま腕を背中に回し、密着状態のまま
グリマルの唇に唇を重ねて
キスしているのですけど、キスしていると
高揚しているミミリィは舌を出して
グリマルも自然と舌を出し、
二人の舌が絡み合い、濃厚なキスをしているのです。
そのまま数分間キスしている二人です。
キスが終わるとミミリィはグリマルから離れて
こう言うのです。
「グリマル、愛しているの、婚約して」
「ああっ、婚約しようじゃないか」
こうして二人はキスしたお陰で婚約する事となるのですが
この婚約は成功するとミミリィは心の中で思っているのです。
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