vs それぞれのカタチ

https://kakuyomu.jp/works/1177354054935609211

作:春嵐様


彼女程とはいかなくても、現実でも心が死んでいるような人たまにいますよね。


第10話にそこはかとないエロスを感じてしまいました。割と健全なはずなのに。なんにしろ彼女が彼を求めるあたりの表現、好きです。


『好きになったのに、殺さなかったのは。はじめてかもしれない。』って部分から察するに、彼も大分難儀な性質の持ち主のようです。


ENDmarker2.で『アイドルとしての彼女は、自分が殺した。それだけで、とりあえず良しとしよう。』って言ってますが、 ENDmarker.の様子見るに彼女ただの一個人としても大分心やられてて、もしや『電撃引退』も『自殺』のカバーストーリーなのでは……?と思ってしまいました。


さて、割れ鍋に綴じ蓋という言葉があるように人同士の相性とは合縁奇縁、パズルのピースのような部分があります。

彼らは多分、互いに歩み寄って少しづつカタチを変え合ったのでしょう。他でもない、互いの影響によって。


殺し屋と依頼者の関係としては大失敗ですが、一組の男女としてはそれなり以上に幸せな結末でよかった。

  • Twitterで共有
  • Facebookで共有
  • はてなブックマークでブックマーク

作者を応援しよう!

ハートをクリックで、簡単に応援の気持ちを伝えられます。(ログインが必要です)

応援したユーザー

応援すると応援コメントも書けます

新規登録で充実の読書を

マイページ
読書の状況から作品を自動で分類して簡単に管理できる
小説の未読話数がひと目でわかり前回の続きから読める
フォローしたユーザーの活動を追える
通知
小説の更新や作者の新作の情報を受け取れる
閲覧履歴
以前読んだ小説が一覧で見つけやすい
新規ユーザー登録無料

アカウントをお持ちの方はログイン

カクヨムで可能な読書体験をくわしく知る