https://kakuyomu.jp/works/1177354054934981321

作：春嵐様

なんと、本当に同じ世界線だったのですか!?もしや、私がお粗末な推理発揮するまでもなくどこかでちゃんと示されてましたか？いや、それとも “もしもこれらの物語が同じ世界にあったら” という世界のお話なのかしら。

いやまあそんなのはきっと些細な事ですね。

まったく私事ですが、自分(二次創作ですが)長編クロスオーバー作品執筆の経験がありまして。クロスオーバー、いいですよね。個人的に理想のクロスオーバーは、関わる全ての作品の要素が全部しっかり混ざりつつ力一杯殴り合いをし持ち味を引き出し合い、そのうえでクロスの為に足された設定がかっちり噛み合い緩衝材や接着剤の役割をしっかり果たす、そんな奴です。

そんなの簡単かつ当たり前のように見えますが、こういう作品を書くのはこれまたなかなか難しい。幾度も壁にぶち当たり頭を悩ませ続けなくてはなりません。

すみません、話が逸れました。

複数の全く異なる人物・出来事・物語がそれぞれの持ち味を残しつつ交わる事こそがクロスオーバーの醍醐味。各世界の魅力は勿論、その掛け合わせ方もとても重要になってくる(と私は勝手に思っている)訳でして。それらが『街』というキーによって実現されています。付け足された(クロス元では出てこなかった)設定にも無理がない。

作者様の過去作を拝読する際の注目ポイントがまた増えましたね。『待って』の『街』もこの『街』なのかしら。