第143話 神日本橋ダンジョン

 日本橋ダンジョンの構造が変わったと言う報告を村正東樹から報告された。


 すぐにみんなで東樹のもとに駆け付ける。


「拓郎さん、大変です101階層以降の内部構造が基本的に全て変わってしまっています」


「そうなのか大変だな東樹は」


「いえいえこちらも拓郎さんと同じ志を持つものです……今日は別行動ですが調査のほうに協力してもらえるなんて嬉しいです」


 そうしてみんなで行くことに。


 今のところ138階層から手始めに始めた。


 というか俺は138階層までしか攻略してないからな。


 そこまで強力な敵は出てこない。


 ナナナちゃんが「うちこのように本格的にダンジョンを攻略するの初めてなのん……だから燃えてきたのん」と意気込んでいた。


 ナナカちゃんも「ふふっ……心雷の打ち出の小づちを叩きながら白衛の守備を固めながら、全盛に充実した攻略をしつつお宝を探し出すのは誰でしょうね? ユキトあなたのサポートは全力でするわ」


「おおっ……そうだな」


「シロンもまともに最近魔法を覚えつつあります……」


「この美夏ちゃんが教えているからね☆」


「美夏ちゃんも修行のために攻略組の手伝い?」


「そうだよクロンちゃん必ず攻略を進めるからね」


 そうして138階層を攻略する。


 アブラスとかいう狼と猫と狐を足したようなモンスターがやっかいだ。


 魔法を回避して、回避して、剣による攻撃を翻す様に鋭敏な感覚器官で柔和に回避する。


 火蜂で動きを封じつつ、雷氷崩我激豹を使えば崩壊した。


 そしてイルビスとかいう機械的魔物が出現した。

 すばしっこく光線を発射する。


 機械みたいなみためなので初動動作が見られない。

 よってなかなかかなり動きが読めない。

 がまだやれる。


 俺のミリブファイヤガトリングで消し炭にした。


 小細工も特異だ。


 139階層はグリエンドエイプとかいうゴリラが出現した。


 なかなかの耐久力で魔法が効きずらい。ので光爆剣のヒカリに頼った。


「拓郎のピンチに駆け付けるというか所持武器なのでいつでもそばにいるヒカリちゃんなのでした」


 光の輝きの爆発を波動として打ち払う。

 遠距離からの爆破波動を喰らわせるのでなかなかヒカリは機動力が高い。


 左にはリーフルを装備している。

 というかリーフルが魏刃化(ぎじんか)している。


「拓郎様!! リーフルリーフル!! 今度こそ役に立ちます!!」


「おおっそうだな期待しているぞ!!」


 少々愛が想いのが玉に傷だ。


 しかしリーフルの自動廻福はチートだ。

 HPと運を上昇させ続ける効果だけで安全度が違う。

 しかも最近味方全体の運も少しだが上昇させる『自軍福運相上』というスキルまで覚えたから味方の運も上がる。

 リーフルは手放せない武器だ。


 そして宝箱が流石に140階層まで来たら宝物庫ぞろぞろと出てくる。


 そしてそこで興味深い武器……『絶空のブーメラン』か……

 なんと風を切り裂いて竜巻を起こすし、神風のように速い速度で発射するらしい……

 ナナナちゃんが欲しがっていたので上げた。


「拓郎さんありがとなのん……私はこのバナーナブーメランようにブーメランを極めるのだのん!!」


 さらに宝物庫では炎浄神フレバストのペンダントとかいうレアアイテムを手に入れた。

 炎耐性を3倍にするし炎属性のスキルや魔法の威力が170パーセント上昇するものだ。


 一応うちでは俺はそこまでチートの武器に頼らなくてもいいから魔法を使う……炎か誰だろう?


「クロンにください魔法剣の炎属性を練習中ですから」


「そうだなクロンはまだ弱いから炎属性も苦手な奴が良いな」


「ありがとうございます!!」


 そうして宝物庫を後にする。


 141階層はデリンガーアントとかいう怪力の蟻がしかもデカい。


 でも表皮も固く鋼とかいうよりオリハルコン並だ。


 そこでマリンが氷結魔法を使用して杖を氷の槍として貫くように突いた。


 デリンガーアントは死んだ。

 マリンが大暴れしている。


「これでも抑え目ですよからね~~~~タクロウ……これでも怒ってるぞ」


「へいへい……大暴れしてくれ」


「うがーーーーーー!!」


 そしてそんなこと言っている間に142階層だ。


 ここで久々にゴブリンが出るがレベルが段違い。


「なんだこのゴブリン強い?」


「強いと言うか回避力が高いな」


 そうである。むちゃくちゃ動きが機敏だ。しかもナイフを飛ばしてくる。


 エンドゴブリンナイフマン。ナイフを飛ばしてくるので意外とやっかいだ。


 しかも機敏で動きが速い。


 クロンは後ろに下がらせた。


 アルマゲルが動いた。


「深化する爆雷の殲滅波導よ!! 伝承する巨大な豪雪よ!! 覇風よ!! 三種いや四種そろいし時空を揺るがす永遠の終わりを統べる破壊の禁術よ!! 裏害殲浄捨弾撃(ビステイクジャリンガー)!!!!!」


 バカデカい魔法がエンドゴブリンナイフマンをチリも残さずに消し去る。


「油断するな形は小さいがかなりの凶悪なモンスターだぞ今の奴!!」


「そうなんですか!? あんな小さいのに……シロンより弱いんじゃないの?」


「そんなわけあるかでもまあシロンは前より強くなってるぞ……」


 そうして


 143階層まで来た。

 トルマリン。

 水の化け物だ。

 スライムじゃない……なんか不定形だけど……動きが苦手だ。


 そしてマリンに這いつくように近づいて来た。


「マリン気をつけろ!!」


「うん……ナニコレ!?」


 シマッタマリンが憑りつかれた。


 そしてマリンを操っている。


 でもすぐに俺はマリンの憑りついているトルマリンだけを攻撃した霊力で。


 するとトルマリンは消滅した。


「はっ……危なかったぞ……拓郎ありがとうなのだ!」


「気をつけろよ……今回が即死系のモンスターじゃなかったのが良かった不幸中の幸いだ……」


 そして144階層まで来た。


 ベルドロン……なんだこいつ泥だ。

 しかも魔法とか効かなそうな敵だ。


 不定形だから剣による攻撃も効かなそうだ。


 そして普通に雷魔法で倒す。


 サナが雷魔星砲を放つ。

 サナもレベルアップしているな。

 145階層は変な熊……ヌルガクマ。

 動きがゾンビだがでもパワーがダンチだ。

 そしてトラネがソロバンハンマーで粉砕した。


 146階層はキラーロッドウィザードキラー。


 キラーばっかだな。

 そんな感じで殺し屋魔術師のようだ。

 ナイフも使うし魔法も使うと来たもんだ。

 そんなのを雪兎は氷雪の超能力で凍らして倒す。


 

 さらにサイコガンで破裂させる。


 チュドーンという音で敵を破裂させるのは爽快だないつも見るが雪兎はなかなかやるな。


 147階層でギャリングレスコルとかいう女型魔導士モンスターが極大の魔法を放ってきた。


 暗黒の爆弾が迸る。アルマゲルとアグニスとスランとマイカが前に出て防御してくれた。


 かなりの魔法だ敵とはいえ恐ろしい。


 そしてみんなで魔法の押収でアグニスは剣圧で覇道を奮った。


 マイカは女王魔法を使って反射していた魔法を。

 でもそれでも力の放流が止まらない。


 そして最後はアグニスが剣で始末。


 するとドロップ品がなかなか貴重な物だ。


 レスコルの暗黒杖という名前の杖だ、恐ろしいほどの魔力を備えている。


 こんなのが日本橋ダンジョンからドロップすることはなかった。


 そもそもレスコルはSランクの魔物だろう。

 アマリにも強い。クロンやシロンだとたぶん負けるだろうそんな強さだった。


 そして今日はダンジョンの安全地帯で宿をとることに。

 そして晩御飯を食べながら……なおすき焼きにした。

 ついでにマリンが爆食いしていた。

 マイカも負けずと喰いまくる。


 なおテルネアスとイルミナは家だ。

 今日は安全のためにお留守番だとか。


 そして夢の世界でエアとかいう神様が現れた。


「後で我のもとにこい。挑戦を待っているぞ」


「なんだよてめえ」


「神に向かっててめえはないだろ……」


「うるせえ俺は神さえも倒す男だよ……確実にな」


「ふうむなかなか骨がある若者のようだな拓郎よ」


 そして目が覚めた。

 寝起きが悪かったあの神の野郎……次に会ったら許さねえぞ。

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