第142話 みんなでダンジョン攻略

 騒動が落ち着いたが、みんなで自宅ダンジョンの攻略を再開した。


 あれから3日経つが、なんとも腑に落ちない。


 イルミナはしばらく家に住むことになった。


「お主のことが気になったのだ……契約のこともあるしお主の役に立ちたいのじゃ?」


 そういうわけで今自宅ダンジョンの最奥に来ている。


 246階層まで来た。


 ダークネビュラソードソルリザードマンが十二体来ている。


 トラネとクロンもレベル上げを兼ねて俺の強化魔法をかけてきている。


 まあアグニスとかマリンもいるし……たぶん大丈夫だ。


 ユキトが一緒にクリアしたいと申し出たときは驚いた。


 あいつが俺のために協力したいとは何とも言えない。

 ナナナとナナカも来てくれた。

 そしてサナも……


「コブタちゃんが……なんかイケメンになってるなんてなんか嬉しいような悲しいような……でもでもコブタちゃんはいつまでも私のコブタちゃんなのよ……わかった?」


「サナも相変わらずだな……強くなったのか?」


「もちろんよ! 私はこれでも七星の力の月星と火星と水星と木星と金星と日星の力がかなり使えるオールラウンダーよ 魔法の力もナナミと一緒に美夏にならっているわよ」


「そういう美夏ちゃんも興味があるから拓郎の自宅ダンジョンに来たのだ~☆」


「自宅にダンジョンがあるなんてずるいのん拓郎」


「そうですね家にも欲しいですね……」


 ナナカがぼやく。


「とまあみんなで行くぞ……タケルはなんでこれないんだ?」


「タケル兄はこの前のいざこざで疲れたからデンドウと一緒に羽根をのばしているようである……」


「そうなのかタケルのやつめ……」


 247階層はデスグレムリンが20体ぐらい現れた。


 でもサナの広域殲滅魔法で日星の力で燃えつくした。


 通称七日星砲だとか。


 ナナナも七星山覇砲を放ち魔物を消し炭にする。


 目から波動を放つだけでいいとか……こいつら人間やめてるだろ……俺も人のこと言えないが。


 ナナカは言霊を神域の領域に昇格させることで言霊だけで敵を消し去ることができる。


「消えなさい……消えて」


 あとかたもなく消え去っていく……ナナカはそういえばレベル6だったな。


 248階層も攻略……249階層も余裕。

 スランも粘弾を放ちまくり……余裕。

 なお蒼威ちゃんは置いて来た。

 想美ちゃんも。


 だが魔刀とマヤちゃんはついて来ている。


 なおマヤちゃんの封印は解いた後だ。


 マヤちゃんのお爺ちゃんが出てきて……お父さんは考えを改めたようだ。

 よかったよかった。


 なおマヤちゃんは超能力で念動力だけで倒している敵を。


 魔刀は魔術を使用して、刀に魔法を纏わせている。


「マリンも暴れさせろ!! この前の戦いでは大して活躍できなかったんだぞガウガウ!!」


「アルマゲルもだ……この吸血鬼の力をもっと思う存分奮いたいぞ……」


「こらマリンにアルマゲル……少しは弁えろ! 私だって物凄くやり足りないのだぞ」


 アグニスがマリンとアルマゲルに注意している。


 250階層のプチボス……グリーンピースみたいなお化けがかなりの質量だったがみんなで蛸殴りで普通に倒す。


 なんかまあまあの死神のカマみたいな物が宝箱から出た。


 サナが使うそうだ……どうなんだそれ……? まあかっこいいけど。


 そして普通に使いこなすサナ。


 ユキトとルナが面白いように敵を粉砕している。


 ルナもしばらく七星家から離れていて月夜とか言う偽名を名乗っていたが……ユキトは最初からこいつの中二病に合わせないといけないらしく記憶喪失のふり……なんだが一応かなりの記憶封印魔法を使用していたらしく、本当に記憶封印していたとか……そうなのか。


 主にナナナとナナカの力によるものらしく……俺も封印されていたらしい。


 まあなんとなく覚えていたが……あの頃のことが眩しいいづれ語ることになるが……今は再会を喜ぼう。


 251階層のアンバランスな犬のような猫のような狼のような人間はなんだろう。


 グリツブルマンと出たが意味不明だ。

 だが魔法がやっかいで裂懐の仙滅眼を使わせるとか……なかなかやるな。


 今の俺は魔力に武気に仙気に霊力を併せ持っている。


 五つ目の新たなパワー想心はかなり芽生え始めた段階。

 なお俺が勝手に呼んでいるだけだ。


 次の敵がいつ出るかわからないからな……そんなときにいつものようにのほほんと暮らしているのもいいが……つねに鍛錬だ。


 そして252階層のモンスターハウスがやばい……まあ大丈夫だ。


 クロンのレベル上げとトラネのレベル上げもあるからサポートする形だ。


 クロンは戦武の舞に上昇の踊りに壮大の舞を踊ってもらいトラネは虎覇王状態という技を隠し持っていた。


 気力があふれ出るように高まる技らしい特にデメリットはない。


 殲滅するモンスターを。クロンはなんか大技を教えたい。


 そして今日は253階層で終わることになった。


 そしてみんなで飯だ。


 俺とテルネアスで創ることに……テルネアスはまだ未来のタケオの危機が解消してないので居残ることになったらしい。


 テルネアスのレベルも特別高い……なんとレベル328だ。


 しかも銃器に扱いに慣れている。



 なんだこの女子中学生……なお実年齢は20歳だとか……どうみても15歳ぐらいにしか見えない……若すぎる。


 なおナナナはレベル77で熱意上げている途中だとか……ご飯の食べる時間だと嬉しそうだ。


「バナナでも空海? 拓郎?」


「貰うよ」


「みんなで創ったクリームシチュー鍋食べよう」


「おいしそういただきます!」


 クロンの一声でみんな頂くことに。


 なんかいいなこういうの……


「しかし拓郎の仲間たちはいいなみんな活発で」


 ユキトがなんか不満そうに言う。


「それって私が活発な少女じゃないからですか……しくしく」


 妖精のミリアベルがなんか勘違いしている。


「違うぞ……ミリアは頑張ってるぞ妖精魔法はお前だけのオリジナル魔法だろ」


「なお妖精族なら普通に使えます……けど私はそんなに妖精族の中でもそこまで優秀ではないのです……ぐすっ」


「シロンはミリアは凄いと思いますずっとユキトについていますし」


「そうだぞルナはずっとユキトを下僕にしているが……ここまで最強の下僕もいないぞ」


「俺のほうが強い」


「なんだと? やるか? 拓郎」


「いいぞ模擬戦なら堕落王の空間でいつでもやれるぞ」


 どうもやりなれてないからな……見せてやるぞ俺の力を。


 そして今日はユキトと模擬戦をしまくり4勝3敗となかなか均衡したが勝率は俺のほうが上だった。


 そしてさらに時間が過ぎて……10月5日……またもや事件が起きた。

 日本橋ダンジョンがさらに拡張された。


 そしてみんなで日本橋ダンジョンに突入するのだった。

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