第115話 星夜の夏休み●星雫の夜

 そういえば知らない子がいた。


 アマリちゃんという子がいたが彼女とはまだ出会ってない。



 ユキトは桃子の未来借りの能力と言うか……特性を少しだけ見抜いていた。


 一.未来の自身の仲間、友人、親族を呼べる。


 二.未来の呼べる期間は年数に制限は特にないが、呼べる時間に制限がある。


 具体的に八百万桃子の霊力を使用しているので、だが彼女の霊力は遥かに多く、枯れることのない井戸のように莫大だ。


 なので実質的に永久に呼ぶことができるが……桃子いわくいつかお別れの機会が来るらしいとだけ言っていた。


 そして三だ。


 三.死んだ人間……過去に死んだ人間は呼び出せない


 これだ……死んだ人間は呼び出せない。だが例外もある。


 それは霊としてこの世界に存在するなら呼べるし……仮に転生している場合だったら転生後の姿で呼べるということだ。


 転生した姿で呼べる……なんか頭が痛くなる話だけど……反則過ぎないそれ?


 ユキトがそんな八百万桃子の才能に打ち震えていた。


 自分よりも次元が違う大いに遥かに高みと言うか……分野が違うのでわからないが自分よりも別のことで才がある人物がいることに。


 ユキトはすでに死んでしまった姉のことを少しだけではなくかなりあきらめきれなかった……だが桃子の能力で転生しているのなら呼べないかこの前頼んだ……だが……


『あなたの姉は………………はい出ました。呼ぶことは不可能ではないが、やめたほうがいいと出ました』


『どういうことですか? 死んでも転生してたら呼べるんでしょう? 呼んでください姉を!!!』


『まあその……たぶんだけど死んでない可能性を考慮したほうがいいのではないですかユキトさん』


『えっ? 死んでない可能性……』


 僕は桃子の言うことがわからなかった。死んでないとはどういうことだ姉は自分の前で木っ端みじんになったのだ……それで死んでないなんて……と。



 ユキトはそして妹のことも聞いていた。


 レイが生きているなら未来の姿で呼べるならと頼んだ土下座したぐらいだ。


 だがこれも残酷な結果が出る。


『レイは……どの人物かわからないけど…………あれっいやよくわからない不適合というかできないと出た……なんだろうこの結果……?』


 なんか桃子さんもよくわからない感じだったどういうことだろうとにかくできないと言われた。


 そして雪兎は男性たちが寝る場所男性ゾーンに来た。


 タケルとデンドウとカリミヤさんとマキオさんと何故か王道君と鈴音さんがデンドウ君の横でふとんをセットしていた。


 しかもナナナちゃんがカリミヤさんとタケルをはさんで布団をセットしてナナカちゃんが僕の横にふとんをセットしていた。


「ちょっと待て……鈴音ちゃんはともかくナナナちゃんとナナカちゃんはダメでしょ一緒の部屋は……」


「なんでなのん? 私たちまだ小さいからタケルお兄ちゃんとかかりみんおにぃちゃんに守ってもらわないと寝れないもん」


「鈴音はまだ俺と一緒に寝てるさかいな……堪忍してくれ」


「ナナカはみんなとお泊りするのが楽しみだなんてそんなこと言ってない……言ってない本当に楽しみだとは言ってない……」


 楽しみなんだナナカちゃん……


 ユキトはそんな感想が飛び出た。


「でもでも確かにナナナちゃんは12歳だし……ナナカちゃんは11歳で鈴音ちゃんは10歳かまあ問題ないけど……」


「ナナナがグレーゾーンだと言いたいようなのね? 雪兎?」


「うっ……うん」


 またもや左目が黄金に不定形な紋様が飛び出て光り輝く眼で睨まれる……


 この目に睨まれたらどうなるんだっけ……確か?


「凄い強制力が働いて……私の言うことに従うことになるなのんね……にやり」


「しまった!?」


「ユキトは今日私とナナカと一緒にダブルサンドイッチついでにタケルとかりみんも入れてフィフスサンドイッチで寝るのんこれは命令ではない運命だ」


 キュバナナナナナナナカリミンネテネナナカバヤオロズ★full志智精堕打駄陀性慾快方!!!!!!!





 はっはっはつはつえてねがるみなせいよばしにふすでるじぎごが……あへっ!?
















 

 なおここから利用規定に抵触する可能性ありなので読み飛ばしてもらいたい

        ★  ★  ★  ★  ★  ★  ★

























「あれ僕は何をしているんだ……」


 いつの間にか隣にナナカがいて僕の腕にまとわりついていて……腕に何度も口づけをしてきて……ナナナが僕のバナナを浴衣の上から甘噛みしていた…………っておいおい!?


「いつkらだ……エロはいけないことだと教えたのはいつからだああああ!!! 僕はエロをしろなんて言ってないぞ…………うっナナナちゃんそこはダメダ……」


「ふんふん……ユキトのバナナはこんな味なんか……服の上からでも厚木の服でもここまで堪能できるなんて……なかなかのショタバナナぺろっちのんな」


「くっ……やめろ……そんな噛むな……ちょっと痛いぞ……」


「まあ魔手ユキト……これは珍歩ではない刃茄並と呼べばいい器官だ……女の股を咲き生命の種を撒く……言うなれば挿し込み房である鸛を呼び出して卵を産み落とし……またその卵の元となる男の中の男の菜丹(ナニ)を挿し込んで魔無股(まむこ)を開いて将来の二人の愛の結晶を創り出す素晴らしい人類のまったくもって大抵の者が備えたツールに過ぎないのではないだろうかと難しく説明する……のん……なのんなのん☆彡」


「なんか凄く丁寧だけど難しく言ったつもりがようするに性交のことを説明しているだけに過ぎないのですね~~~ぅてなら大事に白や!!!」


 ユキトがナナナを蹴り飛ばした!! けっこう本気で……女の子にしないような蹴り方で。


「痛いなのん……ちょっと遊びでしただけなのに……酷いのん……てへぺろっ☆彡」


「亜楚火でやxxxxxxxつていいことと……悪いことと……をわかっているだろなナナナ…………基本的になろうカクヨムは性描写は禁止だバンもありえる……」


「ふ~んそれでそれで? 何か問題でも?」


 フェ〇チオは流石に不味いだろと僕はぃっているんだよおおおおおおおおおおおおおおおおお!!!!! 流石にヤバいと気づけナナナ……


「でも服の上から何の……たぶんギリギリセーフなのん」


「セーフなのか……?」


「セーフですよたぶんこういうのがギリギリアウトですよユキトLOVEチュッチュッ☆彡」


 えっナナカが起きて僕の口BILLをホールインLOVEしてててててってなんだと舌をねじ込んできていえるだとpjヴぁいおじゃおhふぉvはくぁせfじこ……


 僕はナナカに長時間かなりの時間……唇の中の口内の歯と歯とさらに舌をたっぷりと舐めまわされて……吸われて……耳元で「雪兎……愛してる」「雪兎大好き」「雪兎死ぬほど大好き」「大大大好きLOVELOVELOVE」「ふ~~んはっはっは~~~ん★ ちゅぱちゅぱちゅちゅちゅちゅるちゅるちゅるるるるるるるるるるるるるうるるるるるるるるるるるるるるるるるるるるるるるるるるるるるるるるるるるるるるるるるるるるるるるるるちょろりんぱ」


 と僕はこの星魔女たちに吸い尽くされそうになっていた。


 だがカリミヤさんが起きてトイレに行こうとしていたらナナカが離れた。


「眼鏡メガネ……ありました……トイレトイレ………………」



      ☆  ☆  ☆  ☆  ☆  ☆  ☆



















「ナナカ怒らないから……答えて欲しい……なんでこんなことした?? 怒らないから教えて欲しい」


「ナナナがものすごく驚いているんですが……」


 このときのナナナの顔があまりにも強烈だった。


 心底僕を見る目が沈んでいるより……本当に驚いている顔だった……


 そして……こんなことを言ってくる。


「あんただけは旦那にしたくないわ……ユキト失望したわ」


「どういう意味!??? 怒るよ!!!」


「いくらなんでも鈍すぎるってレベルじゃない……恐ろしいほどに恋愛の感情が存在しないのか」


「はい!? それってつまり……意味わかんないんだけどどういう意味!?? 怒ると言うか意味が分からない????」


「もういい……ナナカお前はかなり理不尽な旦那を持ちそうになりそうだ……不憫に思う」


 僕は意味が分からなかったので口がべたべたになったのを枕に吐き捨てるかのようにして枕で洗いつつ涙で布団を濡らして寝た。


 なおこの時タケルはこっそり覗いていた。


 う~~~~んこいつらの生末が不安だ……ユキトは恋愛とかヤバいぐらいに無味乾燥というか……なんだこいつ俺よりというか鈍いってレベルじゃねえ……不能だろこいつ……

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