第65話 深海帝都の危機

 どうやらポセイドンの生まれ故郷が危機のようだ。

 

 深海に都があるらしい。

 ポセイドンが言うにはここからこの湖から海底に出て、遥か先に深海帝都があるらしい。

 

 そこに行くにはまず深海の環境に慣れるように魔法を使うようだ。

 深海でも耐えれるようになる耐深の魔法を使った。

 ポセイドンの魔法により俺達深海に行けるようになった。

 

 ポセイドンの体に備え付けられた部屋に入り、急速で深海帝都に向かった。


 

 約1時間後に到着した。


 魚人の街と言った感じだ。

 ところどころ煉瓦のような謎の素材で出来ている家とかが。


 みんなぐったりしている。


 俺達が見るとどうも全員毒のような物に脅かされているような感じだ。


「これは何かの毒素のようなものが感知される……」


「アルマわかるのか?」


「私はこれでも医術のアビリティもあるからな」


 どうやらアルマによるとこの街一帯が毒に犯されているようだ。


 原因はわかったがその発生源はいったいどこだ?


 ポセイドンが言うにはどうも最近になって謎の迷宮が現れたようだ。

 そこから気持ち悪い感覚になるらしい。


 俺達はそこに入った。


 出てくるモンスターはヤバい奴らばかりだ。


 海牛魔人が現れた。

 半身が魚な牛の魔人だ。


 銛を持っている俺達を刺すつもりだ。

 俺はアグニスに指示する。


 切り裂けと。


 アグニスは剣を勢いよく振ると海牛魔人の半身が飛んだ。


 海の中だが例の魔法のお蔭で普通に歩けるし走れる。

 俺は水燐針を放つ。

 グランボルテックフィッシュは砕け散った。


 そのまま進むと海大魔神が現れた。


 インパクトだけならSランクのモンスターだが、その辺はデカいだけで動きが鈍いな。


 俺が拳を突き出して波動を放つ。

 波動来掌。

 蒼威ちゃんが破蕾撃を放つ。

 持っているバットで粉砕する強力な打撃攻撃だ。


 想美が闇の魔法を使う。

 闇槍撃。

 闇の槍がモンスターに突撃する。


 マイカが跳ね上がり体を硬質化させる。

 そのまま槍のように突き刺さるように敵に突撃する。


 スランが酸砲撃を浴びせる。


 アオマサが星の怒りをぶつける。


 瞬く間に敵は瞬殺される。


 鬼鯨が現れた。


 俺は稲荷仮面になる。

 光魔雷剣を生み出す。

 

 鬼鯨を一瞬で斬り倒した。


 一応死体は無限収納空間に収納しておく。


 クジラの肉は美味いはずだから。


 海坊主が現れた。

 もはや妖怪だな。


 物凄い質量と実体を持っている。

 押し潰そうと足を振り上げて、振り下ろしていく。


 俺は天を仰いで波動を放つ。

 覇道掌底をぶつける。

 スランが酸瞬撃をぶつける。


 海坊主を破壊されていく。

 マイカが女王魔法を放つ。

 クイーンエリザベスキャノン!!

 かの戦艦クイーンエリザベスを模した砲撃を象った魔法だ。


 海坊主が完全に破壊された。

 

 そのままさらに進むとついに完全に奥に着いた。

 そこには巨大な大蛇が存在した。


 ヒュドラのようだ。


 伝説の大蛇がこんなところにいるとは。


 ヒュドラは毒の息を吐き出した。


 俺は状態異常にならない空間を形成する。

 味方も状態異常にならない。

 アルマが最重要防毒結界を張る。

 

 マイカがヒュドラの毒を吸収している。

 ポイズンスライムモードになった。

 マイカがそのまま毒触手でヒュドラをぴしぴしと弾く。


 マリンが水魔法の究極魔法を使う。

 アグニスが剣のオーラを極大化させる。

 そのまま剣のオーラを解き放つ。

 アルマが禁術を使う。

 海の中でも使える硫焔を放つ。


 想美がディオライドダークネスを放つ。

 蒼威ちゃんがウォーターシュライドリングを放つ。


 アオマサがメテオスターロックを放つ。


 トラネが虎玉極大を放つ。

 クロンが疾風黒猫舞斬を放つ。


 俺も右手を超強化して魁竜拳を放つ。

 そのままさらに光爆剣の技を放つ。

 

 ヒュドラは徐々に弱っていった。

 そしてついに倒れた。


 ヒュドラの死体を収納しておく。

 

 そしてポセイドンたちにことの顛末を告げる。


 俺達は地上に戻ってきた。


「色々あったな~凄い休日を過ごしたな」


 みんな同意していた。


 そして次の日家に帰宅した。

 は~疲れたな~休むはずがこんなに戦う羽目になるとは。

 

  • Twitterで共有
  • Facebookで共有
  • はてなブックマークでブックマーク

作者を応援しよう!

ハートをクリックで、簡単に応援の気持ちを伝えられます。(ログインが必要です)

応援したユーザー

応援すると応援コメントも書けます

新規登録で充実の読書を

マイページ
読書の状況から作品を自動で分類して簡単に管理できる
小説の未読話数がひと目でわかり前回の続きから読める
フォローしたユーザーの活動を追える
通知
小説の更新や作者の新作の情報を受け取れる
閲覧履歴
以前読んだ小説が一覧で見つけやすい
新規ユーザー登録無料

アカウントをお持ちの方はログイン

カクヨムで可能な読書体験をくわしく知る