037 第13話 1692年 大江戸八百八町 終幕です。
本エッセイは拙著「はじめさんが はじめから はじめる! ~タイムスリップ歴女コスプレイヤーはじめさん~」の最新話のネタバレを多分に含みます。エッセイの題もしくはエッセイ冒頭の表記話数をまずご確認いただき、ご自身の読書進捗度と照らし合わせて読み進めるか止めるかを予めご判断ください。
では、以下から新規部分です。どうぞ。
---------------------
はじめさんがはじめからはじめる、第13話 1692年 大江戸八百八町。いかがでしたでしょうか?
第13話が劣化遠〇の金さんの状態で、処女作のウェブへの投稿を開始しました。ところが、低空飛行を続ける本作がいよいよ正念場を迎えそうな時に、この劣化金さんが立ちはだかりました。
他の話はまだ良いのです。出来が良かろうが悪かろうが1万字から2万字ですから。少しだけ我慢していただけたら次へ進みます。
しかしこの話は長くて。本作では珍しく登場人物が多く、また会話も弾み、増えも増えたり5万字超。
これまでも長めの話は多少なりと盛り上がるようにはして来ました。そもそもがリスペクトと言えば聞こえが良いだけのパクリです。そのままでは論外、何か変更を加えなければならないことだけは決定事項でした。
第13話投稿4日前。いよいよ順番となった再編集の機会に、貴重な1日を改稿のアイデア出しに丸ごと費やします。朝から夕方までため息混じりの陰鬱な1日を過ごし、どうにか湯船の中で今の流れを捻り出しました。あとは書き上げるだけ。
この第13話は最大で5万6千字にまで膨れ上がりましたが、そこから惜しげもなく後半部分全て1万9千字を丸ごとゴミ箱に放りました。そこからワッショイワッショイ新しい道を作ります。
先ほど書き上げたので文字数チェックをしましたら5万7千字でした。なんだかんだ2日で元に戻しましたね。むしろ増えました。アイデアさえあればどうにかなるものです。
今日は第13話投稿前日で、今からチェック作業です。どうにか更新には間に合いました。
時代劇の枠に縛られ続けた第13話の、最後の足掻きで苦し紛れに出した一手が妙手となったようです。それは史実に引っ張られる懸念もなく最高の形で突き抜け、結果私のお気に入りエピソードに追加を果たしたのでした。
今話だけのトータルで3万字くらい削除したでしょうか。本当にこれは難産でしたね。難産中の難産でした。
このような紆余曲折を経てあのような形の物語になりました。遠〇の金さんそのものが出発点ですから、原典をご存じの方にはどれだけ内容が変化したかはお分かりいただけるかと思います。
やはり制約のないオリジナルで描いた方が伸び伸びとできるとは思いました。一方で制約の中で針を通すようにして紡ぐのも、なかなか骨があって楽しかったとも今は感じてしまっています。結局は終わり良ければ全て良し、時代劇の定番の通りです。
新規登録で充実の読書を
- マイページ
- 読書の状況から作品を自動で分類して簡単に管理できる
- 小説の未読話数がひと目でわかり前回の続きから読める
- フォローしたユーザーの活動を追える
- 通知
- 小説の更新や作者の新作の情報を受け取れる
- 閲覧履歴
- 以前読んだ小説が一覧で見つけやすい
アカウントをお持ちの方はログイン
ビューワー設定
文字サイズ
背景色
フォント
組み方向
機能をオンにすると、画面の下部をタップする度に自動的にスクロールして読み進められます。
応援すると応援コメントも書けます