008 停滞の7月

 今日は2020年7月末です。


 この月はあまり執筆に時間が取れない月でした。自粛の雰囲気が自然と解消して、なんとなく通常の日々が戻って来ました。日も長いので行動時間が増えて、夜寝るまでに確保していた執筆時間が圧迫される結果へと。日数的にも一日の中の時間的にも自由に使える時間が減っています。


 それでもほぼ毎日机には向かいましたが、明らかに時間は短かかったです。未完成話数が残り2話となったのもそれを助長したようにも思います。

 ですがそれでは駄目、初心忘るべからず。

 とにかく完成に向けて邁進いたします。私だって早く完成原稿を読みたいのです。誰よりも先に完成原稿を読むのは間違いなく私。今からそれが楽しみで仕方がありません。何度も読むでしょうね、きっと何度も。


 7月で全て書き上げるものと考えていましたが、実際にはそうはなりませんでした。前述のように時間が取れなかったのも一因ですが、残りの2話がどうやらラスボスのようなのです。どうにも手強い、描きにくいのです。

 倒し方は先刻承知ですので、後はコツコツレベルを上げるだけ。彼らを倒すには合計であと5万字くらいは経験値が必要と思われます。さらにもうひと月、8月末までかかるでしょうか。

 そうやって苦しみながらも、このひと月で本作最長級のふたつの話を書き上げました。この月の増加文字数はほぼその2話に注がれています。残り2話、いよいよ終わりが見えてきました。


 始めの方の話はそろそろアップしてもとは考えているのですが。後半の話で何か良いアイデアが出た時に、これは最初の方でも触れていないと不自然だからと書き足すことが何度もありました。今現在で1話もアップできていないのはそれが理由です。


 事実、第1話は途中まで5千字くらいでしたが、あれよあれよと2倍以上に増えました。第2話も同様に7千字から3倍に。一方で、あまりに長い導入部分で落伍者続出だろうなと覚悟はしています。

 それでもそれを乗り越えて第3話に辿り着いた勇者には、最大級の展開で感謝の気持ちを伝えたいと思います。

 本当に、誰か最後まで読んでくれるのでしょうか……。私以外に。




 実は、ラストシーンの原形は執筆開始の6日後には出来ていました。執筆初日に冒頭部分がおよそ完成、その6日後には最終話がおよそ完成。その後の執筆期間200日以上は、ただただ主人公を遠回りさせるためだけに費やしました。主人公にとっては本当にいい迷惑だと思います。


 最初は物語6話にプロローグとエピローグを足して8話の予定でした。それを主人公を成長させるために、ずいぶんと高いハードルをいくつも追加しました。その分だけ成長も出来たと、主人公が感じていてくれると作者冥利に尽きます。


 ラストシーンの単語が出ましたので少しそれに触れます。

 ファミコンのM○THER は言わずと知れた名作ですけど、ラスボスを倒した後はそのままあっさりエンディングなんですよね。それで続くM○THER2では丁寧に各地を巡りながら楽しく大団円を迎えました。これはどちらも正解だとは思うのです私は。どちらが好みかという話だけで。

 本作のラストシーンは、私の好みに従って後者の方式を採用しました。ただひとつ難点を挙げますと、毎度写真家が現れて写真を撮って去って行くのは演出として興ざめでした。一か所を除いて全部覚えていましたもの私。こことここで撮影したなあって。どうやったら良いエンディングになるかはさじ加減が難しいところです。


 数ある有名作品も終わりはどうされることでしょうか。数々のアニメ化されたなろう小説発の作品は。あのワンピ〇スなどは20年やってまだまだ連載中。本当に、どのような終わりになれば読者や視聴者が満足してくれるでしょう。

 私の作品などは、始まる前から終わる気マンマンです。ある意味、終わらせるために始めます。そこに辿り着くことが作者の、そして読者の救いになると信じて。




 いよいよ50万字です。いつの間にかこんなに遠くまで来ました。




 2020年7月終了時点のデータを示します。

 完成話数          22→24話

 総話数              26話

 増加文字数        36,044文字

 延べ文字数       494,978文字

 延べ日数            227日

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