12 恥の上塗り
暦の上ではけふから冬
パソコンが指に温かいので
幼い気持で十本並べた
若い自分に戻って尋ねた
あのころの若い夫に
どうしていつも私のこと怒るの
お前が馬鹿だからさ
どうしていつも昼間に眠るの
俺はトラウマ人間なんだそれに
お前がむかつく
どうして愛してるって言うの
愛してるってお前に言わせたいからさ
夫が愛してると言う
私は信じない、という目をする
「私も愛してる」と言わない
どうして毎晩あざみのところで寝るの
慣れてしまったのさ
どうして晩ご飯には戻るの
戻ったらいけないのか
どうしたらいいのあざみと別れないのなら
離婚なんか言い出したらもっと殴る
夫がしつこく愛してると言う
「私も愛してるわ」
「嘘つきめ」
あなたは私を壊したわ
お前も俺を壊したんだ
明日から冷え込むそうだ
理由は今もわからない
何故日々批判誹謗中傷罵倒軽蔑蔑視非難濡衣猜疑延々
石になった負けない為に
また冬だ、また春だ、また夏だ、また、、、
新規登録で充実の読書を
- マイページ
- 読書の状況から作品を自動で分類して簡単に管理できる
- 小説の未読話数がひと目でわかり前回の続きから読める
- フォローしたユーザーの活動を追える
- 通知
- 小説の更新や作者の新作の情報を受け取れる
- 閲覧履歴
- 以前読んだ小説が一覧で見つけやすい
新規ユーザー登録(無料)
アカウントをお持ちの方はログイン
ビューワー設定
文字サイズ
背景色
フォント
組み方向
機能をオンにすると、画面の下部をタップする度に自動的にスクロールして読み進められます。
応援すると応援コメントも書けます