3 詩になじまない仲
家人と他人を区別した時
小さな恋の芽がとんがってくる
知らない人だから知りたいと
恋の芽は好奇心
たとえば竹が一本輝いて見えたなら
誰でも中を知りたがる
どんな人?
あんな時こんな時憧れて見詰めてる
恋の少し伸びた芽が
いつからあの人あそこにいた?
一瞬も見逃したくない特別な人
ある時恋の花となり香りだし誘い合う
信じる心、永遠に共にいたいと
あいしてる、と言い交わす
その具体の意味を知る時に
あらぁ!
こんなはずだったぁ?
あたしは誰? 背の君は家人だったのぉ?
あたしは作る人、君は食べる人
あたしは作る人、君は稼いでくる人
お互いが何かしたいか、何を大事にしてるか
自由を与え合うには甘え過ぎ
家人同士のわがままけんか
理解するより、理解してくれと、ただそれだけの
おたがいに罪を問う
愛の誓いは嘘だった、体よく利用されたのだと
来る日も来る日も非難の嵐
相手の気持、そんなこた知るか
お前は人間だって、俺も人間だ
孤独ではない
手応えは充分ある
中傷誹謗で充実している
別居離婚て手もあるのに
こんな充実手放せない
自分以外を非難してもいいなんて
つき合ってあげるさ
夫が孤独を残されるか
妻は自由を勝ち取るか
しかし孤独に果てるか
その日まで
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