第4話 第四の街


-----------7時間後----------



や・・・やっと着いた第四の街ぃ・・・

山越えはやっぱきついわ・・・てかだいぶ暗くなってきたな。急がねば。

へ?第二と三の街はどうしたのかって?

別に行っても意味ないから飛ばしたんだよバッキャロイ。そ、そのくらい察してよね!///


ということで、街に入って最初に向かうのはもちろん精肉店。

駆け込んだ勢いで買取専用のカウンターに肉をドバっとぶちまける。


「親父さん。これ全部売りたいんですけど幾らになりますか?」


「・・・」


ヒュー!無言で金を袋で出してきやがった!

しかも相場に少しイロ付けてくれてるし、やっぱりおやっさんは男の中の男だぜ!

礼を言ったら店を飛び出ししばらくダッシュ。次に向かうのは魔具専門店だ。


「爆発魔法の魔導書とMPポーションありったけもらいますね!」


「はいぃ!?ってまさか噂の勇者さ――ってちょっ!?勝手に――」


「あ、体力回復ポーションあった」


「ストップ!1回落ち着きま――」


「失礼しましたぁ!」


「待っ――」


この女店員は話が長いから無視。

下手に取り合ったら5時間拘束されて飯まで奢らされちまう。

ハッ!待ってほしかったらおやっさんを見習えってんだ! 見習っても会話は成立しないけどな!


ってことでポーションと本をポーチに詰め込んだらさっきの金袋を投げつけて店を飛び出した。

走りながら体力回復ポーションを飲んで気分をリフレッシュ!カフェイン漲ってきたぜぇ!(プラシーボ効果)



さあ準備は整った!石像ゴーレム破壊の始まりじゃぁあ!





目覚めてから10時間58分26秒経過

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