日記

 今年から夫と一緒にそれぞれ日記をつけている。


 夫がお風呂に入っている時、リビングのテーブルの上に夫の日記が置いてあったので、興味本位でページをめくってしまった。



 私(今日は三食料理頑張って作ったから、私の手料理について何か書いてくれてたらいいな〜)



 そんな期待をしながら一行目に目を留めると、そこに書かれていたのは想定外の言葉だった。




“ 今日は響子が珍しく掃除機をかけていた。”




 いつもサボってて悪かったですね。

  • Xで共有
  • Facebookで共有
  • はてなブックマークでブックマーク

作者を応援しよう!

ハートをクリックで、簡単に応援の気持ちを伝えられます。(ログインが必要です)

応援したユーザー

応援すると応援コメントも書けます

新規登録で充実の読書を

マイページ
読書の状況から作品を自動で分類して簡単に管理できる
小説の未読話数がひと目でわかり前回の続きから読める
フォローしたユーザーの活動を追える
通知
小説の更新や作者の新作の情報を受け取れる
閲覧履歴
以前読んだ小説が一覧で見つけやすい
新規ユーザー登録無料

アカウントをお持ちの方はログイン

カクヨムで可能な読書体験をくわしく知る