エレベーター

 職場での昼休み。

 お弁当を買いに行くためにエレベーターに乗っ

ていた。


 ある階でエレベーターが止まり、ドアが開くと、50代くらいの長身で強面こわもての男性社員の姿が現れた。

 

 男性がエレベーターに足を踏み入れた瞬間、彼の胸元のポケットから携帯の着信音が大音量で鳴り響いた。





 ♪〜パパパパーン!! 

(ウルトラマンのオープニング的な音)





 あまりにもインパクトのあるご登場に、エレベーターが地上に着くまで笑いを堪えるのが大変だった(というか堪えられていなかったと思う)。

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