第15話 裏組織と爛れた屋敷 前編

 翌朝。朝食を食べ終わらせてウェスを待っていると、ギルドが開く頃の時間に宿にやって来た。


「話は昨日通した。付いてこい」


 出入り口のドアを開け、それだけを言ったので、残りのお茶を一息で飲み干し立ち上がる。


「んじゃいってくる」


「はいはい。殺されないように」


 グリチネは、微笑みながら俺を送り出してくれた。


「いい雰囲気なところ悪かったな」


「今更だろ。飛竜の時は早朝に来たくせに」


「そうだったな。馬車に乗れ」


 通りには馬車が用意されており、方角的には上級区の方に向いている。



「スラムの奥かと思ったけどな」


「最初は誰もがそう思う」


 それだけを言うとウェスは喋らなくなり、とある屋敷の中に馬車は入っていき、玄関をノックもせずに、堂々と家の中に入っていったので俺も続いた。


 中では普通に人が生活をしているが、クローゼットを開けて、底の板を剥がすと階段が出てきた。ワクワクする入り口だな。


 けど、遅めの朝食中の横を通るのは、なんか悪い気がする。


「ここから先の言動は自己責任だ、何があっても責任はとらん」


「了解」


 それだけを言うと、階段を下りて奥のドアを開けた。そこはランプが一定間隔で掛けてあり、とても明るく裏系の組織とは思えない清潔さだった。いや、個人的な先入観だけどね?


「昨日話した件だ。ボスとあわせて欲しい」


「話は通してあります。どうぞ、一番奥の部屋におります」


 ドアを開けた先は、なんか受付みたいになっており、ウェスが受付嬢風の女性に一言言うと、ボスのところまで行けとの事だった。


 裏組織でも組織は組織ってやつか? まぁ、こういうのも嫌いじゃない。


 一番奥のドアをウェスが開けると、奥に執務机があり、手前には応接セットっぽいのがある。ソファーにテーブルだけだけど。


「やぁウェス。隣にいるのがスピナシア君だね」


 ボスは立ち上がりこちらに近づいてくるが、服装さえスーツにすれば、そのまま一流企業とかに面接にいけそうな清潔さでハンサムだ。どこかのハリウッド映画に出ててもおかしくはない。少し背が小さいけど……。百六十くらいだろうか? グリチネより低いな、それに見た目が若い。


 そして座ってくれと促され、ソファーに丁寧に座り姿勢を正す。


「僕はバスレロ……。とりあえずボスとでも呼んでくれ。皆に言われてるからね」


「わかりました。では、自分もスピナとお呼び下さい。それで通しています」


「あぁ、わかった」


 ボスは呼び鈴を鳴らすとメイドさんが入ってきて、お茶を頼まれて引っ込んでいった。呼んだ時以外は来るなってやつか? にしてもメイドさんか、うらやましい。このメイドさんも、きっと戦闘訓練されているんだろうなぁ……。


「さっそく本題に入ろう。こいつを見てくれ。こいつをどう思う?」


 ボスは懐から一枚の紙を出し、俺に見せてきた。小学生高学年が授業で先生の顔を描いた様な……。絵心のない中学生でも通じる。


「人の顔……ですよね?」


「あぁ、そうだ。実は君の人相書きだ。この街に混ざり者は千人はいないが、君のように黒髪の短髪、碧眼でがっちりした者は数十名いる。僕が何が言いたいかわかるかい?」


「コレでは詳しい判別が付かない?」


「そうだ、一応ウェスからの報告はあった。街の偉くて、手の早い奴には報告も行っていたはず。なのに君達の事を襲い、返り討ちに遭い依頼人は死んだ。何が悪いと思う? 僕はこの人相書きが悪いと思うんだ」


「……そうですね。もう少し絵心があったなら、俺だとわかったでしょうね」


「なら、どうすればいいと思う?」


 ボスはニヤニヤしながら俺に聞き返してきた。そして丁度先ほどのメイドさんがお茶を持ってきてくれ、ボスが直接カップに注いだ。


「好きなのを取ってくれ。毒が入ってない事を証明する為に、君から選んでいいぞ」


 そう言われたので、特に気にせずに一番手前から取り、ボスがウェスの方を見ると、ウェスも手を伸ばし残った物をボスが手元に置いた。


「話を戻そう、どうすればいいと思う?」


「描き直しですかね」


「だそうだ」


 そう言って、ウェスの方に人相書きを滑らせた。


「コレはウェスが描いたものでね。こいつは昔から絵が少々下手で、部下も優秀なのを選ぶが、やっぱり絵心がない。すまないね、こいつのせいで先日君に被害が及んだ。部下の責任は上がとるのが良い上司だが、一番上が責任をとって死ぬのもアレだ。僕にはどの程度の罰が妥当だい?」


 ボスはニコニコとしながらそんな事を聞いてきた。考えが読めないな。ウェスを首切りさせずに、自ら罰を受けようとしている。俺の事を試しているのか? 危害を加えたら見つけだして壊滅させに行くって事も伝わっているはずだしな……。安全な選択をしておくべきか。


「新しい人相書きを絵心がある人に描かせ、複写し、もう一度街の有力者に通達を部下に命令する。が、妥当かと。どう考えてもこの絵が原因です、もう一度勧告すべきでしょうね。お互いの為にも――」


「ほう、ずいぶん軽い罰だな」


「この絵を見せられて、こいつを襲うなよ。って方が無理です。これ、俺に見えます?」


 俺は気まずそうな顔をしているウェスの前から人相書きを取り、顔の横に持ってきた。


「見えないね」


「ですよね」


 ボスはそう言いながら、静かにお茶を飲みニコニコとしてる。


「あ、そうだ。報告書で君は、結構乱暴な言葉とかを使うってあったけど、育ちが悪いとか公爵に言っておきながら、かなり丁寧だね。大抵の奴は結構僕の容姿を見て、頼りないひょろい餓鬼だと思われて、対等以下に接してくる奴が多いんだけどね」


「餓鬼って……。俺の知り合いの受け売りなんですが、ヤバイ奴ほど姿を偽る。って言っていた奴がいるんですよ。なんでこんな裏家業のボスに成れたかは、それなりの理由があるはずです。ですので、何かない限り普通にしています」


「ははは、面白い。ヤバイ奴ほど姿を偽る……ねぇ。たしかにそうかもしれないね」


 ボスは笑っているが、目は笑ってはいなかった。真っ直ぐ俺を見る目は氷のように冷たく感じる。


「えぇ、変に武器を取り上げるような事もしませんでしたし」


「ああ、それね。お互い対等な条件じゃないと、本腰で話が出来ないだろう? 相手が武器を持ってたらこっちも持つし、持ってなかったら置いてくる。これが僕の信条さ。つまり今のところまだ対等って事だね」


 んー面白い信条だ。公爵なんか入り口で武器とか出せって言ってたし、優位に立ちたいからそうするんだな。


 なのにボスは対等に接する……。たしかにその方が好感はもてる。


「そう言えばスピナ君が、兵士に付きだした二人だけど、気にしないで良いよ。僕達の組織は、登録している者を指名して、気に入れば長期契約する感じでね。奴は汚れ仕事をさせる奴にかける金を渋って、まぁ言葉は悪いけど、三流やザコって部類と契約していた。だから簡単に尾行もばれた。僕だったら二人一組を三から四セット用意する。見つけるの簡単だっただろ?」


「えぇ。街中で同じ奴等を、三回以上見かけたら偶然じゃないですからね。それに行動が早かったんですが、自分の屋敷とか、借家に住まわせるんですか?」


「そうだね。たまに普通に依頼に来る奴もいるが、契約したら給金制だからね。さて、ある程度の話は済んだ。これからは仕事の話をしようか……」


 ボスの声が低くなり、一瞬で部屋の中が殺気で包まれた。こいつは下手したら呑まれるな……。


「えぇ、わかりました。聞くだけ聞きましょう。受けるかどうかは別ですが」


 謝罪と顔合わせの挨拶のつもりだったが、どうしてこうなる……。


「君は特定の場所や、人物の下には所属はしていない。でも日銭を稼ぐのに、魔物を狩ってギルドに持ち込んでいるくらいの関わりだけみたいだけど。そして死者の軍隊に長期滞在。女将といい感じになり、建物や女将に何かしたら、制裁はわかりやすく暴力で解決すると言っている。なら僕達はどうするか? 取り込む事は諦めて、何かあったら君に依頼をしたいと思っている。どうだろうか? こんな裏家業の仕事は受けたくないかな?」


「こちらが定めた金額を支払い、依頼内容に嘘や罠がなければ問題ありません。殺し屋に狙われるという事は、なにかしら誰かに恨まれていると言う事。それを代行するのが殺し屋と思っています。そして俺は、それを仕事として特に感情を入れずに処理をする。……簡単な事です。頼まれたから殺る。それだけです」


「そうか。なら今後仕事が頼めるかどうか判断するのに、ちょっとした試験といこうか」


「仕事を頼む事は前提なんですね……」


「あぁ。一方的に村人を襲う盗賊を一人で、瞬時に虐殺と制圧した力は金で買っても損はしない。街の権力者、中立のギルド、僕達裏社会。強さがあるのにどれにも所属しない、これはある意味不気味としか言えない。しかも求めるのは地位でも名誉でもなく、代わり映えしない毎日。引き入れようにも、向上心がない強者には何をしても無駄なだけだ。僕は公爵のようになりたくはない。まぁ付いてきてくれ」


 そう言ってボスが立ち上がったので、俺も立ち上がり、ウェスも俺の後ろを付いてきた。



 受付の隣のドアを開けると更に下へ続く階段があり、それを下りていくと、石作りの牢屋や拷問部屋があり、一番奥の鉄製のドアを開けると、一人の男が袋を頭に被せられて、痣や血まみれで全裸でイスに縛り付けられていた。


「この男はね、とある物の売り上げに手を出した愚か者だ。本人曰く、賭事で増やして、元金を少し多めに戻すつもりだったらしい。まぁ馬鹿な男さ」


 そしてボスが、中指から小指までの指を三本立てた。


「売り上げの金貨三枚を一日でスった。普段使っている太股の武器と、噂の鉄の杖、そして飛竜を落とした武器を見せて欲しい」


 俺の武器を見たいんだろうか? それともこいつを殺せるかの試験なんだろうか? まぁ両方だろうな。


「断ります。飛竜の奴は血煙になったあと、後ろの石壁も破壊しますが? それと、破片が飛び散って危ないです」


「関係ない。ぜひ見たいね」


 ボスは冷たい笑顔で言ったので、俺はため息を盛大に吐きながら太股の愛用の自動拳銃を抜いた。ギルドの幹部は諦めたが、ボスはなにを言っても無理そうだ。


「金貨三枚分、三種類の武器をこいつで見せてくれって事で?」


「そうだ、なるべく苦しませろ。直ぐに殺すなよ」


「……いつもの愛用している武器なら問題はない。ただのお願いにしては多い。見せ物としての依頼として扱う事になるが?」


 俺はボスの方を向き、少しだけ目を細めて口調を変えて言った。まぁ、ある意味賭に近い。相手はどう出るか……。


「こいつのあの世への駄賃と、珍しい物が見られる見物料だ」


 珍しい物を見れて喜ぶ子供かよ。


 俺は二の腕に狙いを定め、一回引き金を引き、もう片方の腕も撃った。そしたら、口に布でも詰められているのか、ぐぐもった叫び声が聞こえてる中、端末を操作し散弾銃のM870と、対物狙撃銃のダネルを選択する。


「おぉ、これが鉄の杖と飛竜落としか」


 男は鼻息を荒くしながら痛みに耐えている感じがするが、後一分くらい待ってくれ、それで楽にしてやれる。


 そう思いつつボスに銃をよく見せて時間を稼ぎ、散弾銃に弾が装填されている事を確認し、男の膝を撃って吹き飛ばすが、イスの足も吹き飛んで倒れたので、足で蹴って仰向けにしてもう片方の膝も吹き飛ばす。


 そして俺はダネルの所に戻ってボスの方を見た。


「最終確認だ、本当にいいんだな?」


「あぁ、殺れ」


「二人とも耳をふさいで口を開けろ」


 二人とも俺の言うとおりにしたので、ダネルの取っ手を掴んでチェーンソーのように持ち上げ、叫び声すらあげなくなった奴の胴体を狙い、超至近距離で大体胸の辺りを狙って引き金を引き、室内で爆音が反響し、撃った衝撃で胸の辺りが変な感じがする。


 そして辺りに血と肉片が飛び散り、床の石が弾け飛んで破片が頬や額に当たった。


 すごく色々と痛い……。耳とかも。オ゛ァ……ってか口に何か入った、最悪だ!


 吹き飛んだ土埃が晴れたら、胴体が吹き飛び、腕と足しか残っていない元男の肉片が部屋中散らばっていた。


「いやー、すごいねソレ! 最高だよ! 人がこんな風になったのを見た事がない、さすがは飛竜落としだ!」


 ボスが血まみれの顔で笑顔で拍手をしていた。マジでやべぇ奴だった。ってか天井にまで血が付いてるよ……。


 そして端末を操作し、いつもの装備に戻す。ボスやウェスが血まみれだけど、俺もきっとそうだっただろうな……。


「元々二人を付きだした謝罪と、顔合わせのつもりだったんですけどね。まさか速攻で仕事をさせられるとは……」


「たまにはこういう事もあるさ。さて、戻ろう」


 なんか上機嫌でボスは言い、奥の部屋に戻ると金貨とタオルを渡されたので、とりあえず顔だけは拭いておく。装備変更で一応血はついていないけど、顔くらい拭かないと気分が悪い。



「報酬だ。次から何か仕事があれば、ウェスを通して知らせる……と言いたいが、早速仕事を頼みたい。この間丘の上の小屋を破壊しただろう。我々はヤバイ薬の売買はしていない。けど、最近尻尾を掴んでね」


「質問良いでしょうか? ちょっと何を言ってるのかわかりませんが、憶測で物を言うのもなんですので、詳しく説明くれませんか?」


 なんで破壊した家と、ヤバイ薬が関係してるんだ?


「ソレは俺から話します。この間の家の破壊は、偽金作りの情報を手に入れ、メディアス様の命令で俺が動いていた。だが、家の地下にヤバイ薬があり、俺がボスにも報告をした。俺の不手際で、家ごと人を殺してしまった為、裏がドコの組織かわからなかったんだ」


 あー、あの地下のはヤバイ薬だったか。大体俺のせいだな。


「というわけで、上で悪い事してる連中とはある程度つき合いはあるけど、一応牛耳ってるのは僕達だ。なのに約束事を守らずに薬を売っていた。どうなるかは……わかるよね?」


 ボスはニコニコとした顔で俺に聞いてきた。多分お仕置き的な物だろうな。


「いやー、なかなか尻尾を出さなくてね。最近だよ。売人は直ぐ見つけたけど、薬を持ってくる奴の顔は毎回違う、売人を囮にして運び屋を確保するも、売人に薬を運んでる奴は行商人が持ってくるとか言う。そして、数を使って行商人を見張って、やっとしっぽを掴んださ。普通の行商人を拷問するわけにもいかないしね」


 ボスはため息を吐きながらお茶を飲んでいる。本当に手間がかかったらしい。


「で、結局は仲のいいちょっと大きな組織だったって訳さ。飼い犬に手を噛まれた気分だね」


「で、結局はどうすればいいんだ?」


「頭はこっちで、定例会合の日に見せしめで殺すから、その時にスピナ君が殲滅。周りは普通の家屋で、ご近所さんとの仲もいいから静かにね。決行日は部下を使って知らせる。一族根絶やし、罪がなくとも使用人も殺せ。見せしめだ」


 ボスは特に声色を変えることもせず、普通に喋った後にお茶を飲んでクッキーをつまんでいた。感情に出されずに言われるのも、なんか気味が悪いな。


 これくらいは普通の事だって事か?


「子供はいるのか?」


「もちろん。根絶やしと言っただろ? 頭を潰せば下は統率が取れない、最悪こっちで頭を用意する。家の中の人間を全て掃除しろ」


「……了解」


 子供か……。


「けどさ、周りに嫌われてるなら良いけど、挨拶は当たり前。近所の掃除、教会や孤児院に寄付。色々やっててさ、心情がいいのがねぇ……。周りに悪人やってますってバレてるんだから、暴力沙汰は当たり前、毎日のように家の中から怒号が飛び、使用人の入れ替わりが早いって感じの方が殺りやすいんだろうけど」


「いや、そう言われましても……」


 呆れたように言い、今日の所はひとまず切り上げようとしたら、受付の女性がノックをして入ってきた。


「スピナシア様の人相書きです」


「ご苦労、下がって良いぞ」


「失礼します」


 受付に顔を出した時点で、既に描かれていたみたいだ。しかも写実的で上手い。ってか俺が言わなくても、人相書き新しくなってたわ。


「家の見取り図はあるか?」


 俺は効き忘れていた事を思い出し、一応聞いてみる事にした。


「あぁ、これだ。そう言われると思って用意しておいた。言われなければ、必要ないと思って出してなかったけどね」


 俺は苦笑いをしつつ、端末を操作して見取り図を写真に撮り、いつでも見れるようにする。ストーリーモードは一回やっておくべきだな。


「ありがとうございます、見取り図はもう良いです。家の場所は?」


「帰りにウェスに案内させる。心配するな」


 ボスはランプの上蓋を外し、見取り図を突っ込んで燃やし、誰もタバコを吸わないのに置いてある灰皿に入れて、全て燃え切るまで見守った。


「では後日。よろしく頼むよ」


 そう言って、ポケットから金貨一枚を出し、俺の前にパチリと置いた。


「俺を呼びに来る部下に、持たせても良かったんですが」


「払った払ってないの水掛け論をしたくはない。今受け取ってくれ」


「わかりました」


 そう言われたので、俺は金貨をポケットにしまった。


「よろしい。ウェス、案内を頼むよ?」


「わかりました、ボス」


 ウェスが立ち上がったので俺も一緒に立ち上がり退室をして、いつも通り生活をしている人達の家を通り外に出た。朝食後の、マッタリとお茶を飲んでいる横を通るのは抵抗があるな。食事中よりマシだけど。

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