第388話 388.真也貧乳を語る!!

<真也>


朝の騒動は、クララの『エロ爺対策』だった事を何とか皆に解ってもらいアリシャの気持ちも収まったようで良かったよ。

でも・・

起きてからアリシャが俺から離れてくれないんだ。


ヤンデレ絶賛進行中?

思っていても言っちゃいけない

絶対に言っちゃいけない!!


アリシャが俺を愛してくれるのは凄く嬉しい!!

だけど、その分段々と独占欲が増してきている感じがするんだよな・・・


そんなアリシャを見ると凄く甘やかしてやりたい衝動に駆られる俺

でも、アリシャだけ贔屓しちゃうと他の7人の機嫌が悪くなるから、なるべく平等に皆と接している?


平等にしていると自分では思ってるんだが・・

麗香やアーネストに言わせるとアリシャばかり贔屓してるって文句を言われてる俺

やっぱりそうなのかな?


だってもう『女神様?』ってあり得ないくらい綺麗なアリシャに抱き着かれたら抵抗なんて出来ないじゃん?

アリシャが俺を好きで好きで好きで大好きでしょうがない位愛している為にヤンデレ気味になってきている。


多分だけど『エロ爺』の人格が俺の体を乗っ取ってしまう為、


『えっちが出来ない』


っていうジレンマに悩まされ、欲求不満が溜まってきているせいなんじゃ無いかと思っている


俺だってエロエロな事をイッパイやりたいお年頃の健全な青少年


『EDでは絶対に無いのだ!!』


デモ!!

『エロ爺に体を乗っ取られ、彼女らの初体験を奪われる訳にはいかないのだ!!』




エロ爺の奴、何処までも俺の邪魔ばかりしてくれるぜ!!

『ぱふぱふ魔人の胸フェチめ!!』


爆乳だけが最高なんじゃねぇんだぞ!!

体に合った胸が一番最高なんだぞ!!


リリスの貧乳なんて最高なんだぞ!!

あのリリスの貧乳の素晴らしさをエロ爺も少しは称賛したらどうなんだってんだ!!


う・・貧乳の素晴らしさを思わず語ってしまった!!

何を言いたいかって言うとだな!!


帆とそれぞれ良い所は有るんだ!!

顔だけじゃ無いって事だ


俺だって皆の良い所を見てやって8人平等に接っそうと努力してるんだ。


朝の騒動が落ち着ついた頃

アリシャの部屋のドアが


『コン』



『コン』


っと軽くノックされ

「お食事の準備が出来上がりましたので食堂に起こし下さいませ」


とメイドさんの声がドアの外から聞こえてきてアリシャの部屋のドアが静かに開けられた。

すると


「ドドドドドッ」


っとエリザベス王妃とグレースちゃんが走り寄ってきて、俺に抱き着いたアリシャの体を押しのけて左腕にエリザベス王妃、右腕にグレースちゃんが両腕を絡めて来て


「さ~お兄様お食事に行きましょう」

「旦那様、私が食べさせてあげますからね~」


とグレースちゃんとエリザベス王妃が迫って来るのであった。

ヘンリー国王の初恋の人、ミレーヌさんを王宮に引き取ってから確実に俺の外堀を埋めて来るエリザベス王妃

ヘンリー国王も今まで密会状態で会っていたしゅきしゅきだいしゅきミレーヌさんとのラブラブ生活が公に出来るようになった為に遠慮なしの行動に出てきているエリザベス王妃に俺はその内食べられてしまわないかと戦々恐々なのである。


流石リトリア王国を陰で動かしている策士のエリザベス王妃である。

此れって・・

エリザベス王妃と子作りするのは決定?

エリザベス王妃様?グレースちゃんはどうするつもりなのですか?

怖くて聞けねぇ~


出来れば、アリシャにエリザベス王妃とグレースちゃんの暴走を止めてもらいたいんだが・・


『私の後ならば良いわよ』


なんて応援しそうなんだよな・・

応援しそうじゃなくて、アリシャだったら絶対に後押しするんな!!


つづく・・・

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