第230話 230.どうしても嫉妬してしまう私

<麗香>


クララが行った共有補完

違う人間の頭脳に知識の不足した分を強制的に書き込む技術

流石別宇宙の進歩した未来技術

でも!!

原初の魔導士モノリス・ストレイアの人格まで書き込めてしまつたって何?


『何かの間違いじゃ?』


って思っていたけれど!!

確かに!!

私達の裸を見た瞬間それまでは恥ずかしそうにしていた真也の表情とは違いギラギラした物凄くエロく鳥肌が立つような視線を感じて思わず電撃を放ってしまう。


あれは絶対に真也じゃない!!

真也の体を乗っ取っている何かとしか思えない気配

アリシャに話すとアリシャも同じように感じてた


モノリス・ストレイアは優秀な科学者であり同時に優秀な魔導士だったのだけれど、同時に滅茶滅茶エロい男だったそう。

そんなエロい事を考えて居る時モノリスの表情と行動に直ぐに出るらしくてレイプ紛いの事件を度々起こして居たらしいのでナスタルジア星のジェードでは女癖の悪い男として女性からは評判はあまり良くなかったらしい。


なので当然モノリスが初恋の女性に告白した時も、当然そんな男の告白なんて受けるはずが無く玉砕。

当然よね~


『あんな嫌らしい視線向けられたら誰だって嫌がるわ!!』


最初は科学技術と魔法開発により膨大な財産を生み出したモノリスは、お金に物を言わせ女を抱いていたそうだけれど、自分の都合の良い理想の女性が欲しいという願望を持ちモノリスのいう事を100%聞いてくれる今のクララを作成たらしいわ。


でも真也と連動した共有補完の影響で、モノリスの情報に真也の情報が加わった事でモノリスの組んだプログラムがリセットされた事により徐々にモノリスの呪縛から解放され正常な思考が出来るようになったみたい。


『クララはモノリス・ストレイアの事を今はエロ爺・エロ親父・クソ爺・エロ親父なんて言っているから今までモノリス・ストレイアに良いように使われてきた事が相当に頭に着ているみたい』


そりゃ~都合の良い女として扱われていた事って解ったら頭にくるわよね!!

クララにそれをプログラムしてたんだから、人間で言えば洗脳よねそれって!!


『サイテー』



私はそう思うんだけど

クララは


「最低なのは女癖だけだから困るのよ。最高の科学者として、最高の魔導士としては超一流でこの世界の事を考えて住みやすい世界に調整していたからその点は評価してあげたいわ」


ってモノリスの功績を評価はしている。

最低は女癖だけ?らしい・・・


私もエッチな事は今は避けるべきって思うんだけど・・・

アリシャとクララが絡んでくると・・


『ついつい負けないように行動が過激になっちゃう』


今の真也を刺激したらモノリス・ストレイアの人格が出てきちゃうって解ってはいるんだけど・・・

アリシャとクララにもう一度話してクララがモノリス・ストレイアの人格を消滅させるプログラムを完成させるまでは真也に過激な行動を控えるようにしてあげないと、モノリス・ストレイアの人格が出て来る度に電撃撃退は可哀そうよね~




アリシャとクララに負けないようにとつい・・反応しちゃうのよね


『あ~反省しなきゃね~』


・・・


「ブーーン」


「ブーーン」


あ・・

真也の携帯のの着信

マナーモードのバイブ機能が反応してる!!


『佐竹』


って着信者の名前出てる!!

襲撃者の情報解ったのかな?


「愛崎です。佐竹さん襲撃者の情報は解りましたか?」


真也も襲撃者の事が気になっていたのか、直ぐに襲撃者の事を聞いている。


つづく・・・

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