第2話

■side暁斗


 「はあぁ……だる~……」


 「今からバイトか~はあぁ……頑張りますか!」


 そう言って自分の部屋を出た


 「ああ~バイトが終わったらゲームでもやりますかね~」


 しばらく道なりを歩いていると信号機が見えた


 「ん~ん~ん~♪」

と鼻歌を歌っていると赤信号に変わってしまった


 「ああ~変わっちまった」


 すると一人の少女がこちらに走って来た


「はあぁ!あいつ信号無視とか何やってるんだ!」


 少女の右側車線からトラックが近づいてきていた


 「へっ?」


 ようやく気がついたみたいだが避けるのは無理だろう


  「クッソ!」

暁斗は少女に向かって走り出した、そして


 「ッッ!!」

少女をはね飛ばしたその瞬間


ドッガァァァンとトラックにはね飛ばされた


「ッッ!!」

およそ十五メートルははね飛ばされただろう


「ッッ!!はあぁ……ついてないぜ……」


 「ッッ!!あ、あの……!!だ、大丈夫ですか……?」


 「ッッ!!大丈夫……な……わけ……ねえだろう……!!!!!!」


 「ッッ!!ご、ごめんなさい……!!!!

き、救急車!!!」


少女はそう言ってスマホを取り出した


少女は女子高生くらいの歳だろうか


 「ッッ!!はあぁ……ここまでか……」


 次があるならもう一度あの人に好きって言いたいな

そう思って静かに息を引き取った


 

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